歌とアニメが大好きな女子高生、亜玖魔サキ。

初配信の２日前、「みんなへのサプライズプレゼント」として発信した『金曜日のおはよう』の歌ってみた動画。

「いわゆるVtuberとしてではなく、あくまで音楽を重視したいという思いから、初配信よりも前に、歌ってみたをアップロードしたいと考えていた。そこで、『じゃあいつ動画を出すか』と考えた時、『土日は初配信したい→金曜日に投稿になりそう→じゃあ“金曜日のおはよう”にするか』という流れで決定した」そうだ。

彼女の歌声の明るさ、華やかさには、簡単にいえば主人公感がある。

だからこの楽曲の主人公が歌っているような、そのストーリーに飲み込まれるような感覚で、楽曲を聴くことが出来る。

2作目に公開した動画『ANIMA』。

亜玖魔サキの大きな特徴として、どんなジャンルでも歌えるという点がある。 

その中でもこの楽曲はかっこいい系に振り切っての歌唱を聞かせる。

「1曲目のかわいい系からのギャップも見せたかった」というその狙いは、十分すぎるほどに成功しているといえるといえるだろう。

まるで違う人が歌っているかのような、圧倒的なカッコよさに聞き惚れる。

「個人的には古い曲も好きで、ラインナップの中には昭和歌謡もある。この曲は比較的新しいけど、アニソンが好きなのもあって、もともとすごく好きだった。その上公開した際のファンの方の温かい反応や人気投票の1位などもあったので、今ではさらに好きになった」とコメントをくれた。 

実は、ファンの方から集計した歌ってみた人気投票を行った際には、この動画が1位だったという。 

「朝ノ瑠璃さんが、AXEL-Vの姉貴分としてよくコラボ等をしてくださっている。ただ、亜玖魔サキ自身はゲームなどは苦手。ということで、歌ってみたで誘ってくれた」とのこと。

自身は歌をメインに活動していることもあって、ハモリパートを担当。

個性の強い歌声に負けないように、丁寧に厚みと彩りを加えているハモリにも注目して聴いていただきたい作品だ。

またこの作品は、映像に歌声に、その全ての完成度が高いというのも特筆すべきポイントだろう。

きっとVtuberというカルチャーに興味がない人であっても、惹かれるものがあるのではないだろうか。

3月9日に誕生日を迎え、更に活動に勢いを増す亜玖魔サキ。

3月12日～13日にかけては「24時間耐久配信」として全力でリスナーに対して歌を届けていた彼女は、

「音楽活動がメインなので、3Dライブの実現を目標に活動中。そのための3Dモデルの制作に関しても、今年中に取り掛かり始めたい」と話してくれた。

その歌声の質に疑いの余地はなく、この先さらに遠くまで届いていっても何も不思議なことはない。この先が楽しみになるVtuberの一人だ。