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泉まくら 甘く切ないベッドルームヒップホップが描く、一人の女の子の半径数m

泉まくら 甘く切ないベッドルームヒップホップが描く、一人の女の子の半径数m

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は泉まくらの登場です。


福岡県在住のヒップホップアーティスト、泉まくら。

YouTubeへの作品投稿などから活動をスタートさせた彼女は、インターネット上を中心に徐々にその名前を広めていった。
2012年にはレーベル「術ノ穴」より「卒業と、それまでのうとうと」をリリース。ヒップホップやエレクトロを軸に、どこか切なくノスタルジックな情景が広がるサウンドとリリックでインディーズシーンの注目を集めた。
さらに、2013年にはくるり主催のイベント「WHOLE LOVE KYOTO」に出演してライブシーンでも知られるようになり、その後もパスピエや菅野よう子、mabanuaといったアーティストとコラボを果たす。
ニュージーランド出身のグラミー賞シンガーLORDEの公式リミックスを公開したり、歌唱で参加した資生堂のCM「High School Girl」がカンヌ国際広告賞に輝いたりと、海外からも注目を集めてきた。
その世界観は柔らかく繊細で、ベッドルームミュージックとしての自由なアプローチも合わさって、まるで一人の女の子の日記からその感性を紐解いているような心地を感じさせる。そんな泉まくらの楽曲に触れていこう。

・balloon



2019年5月時点で73万再生を超え、泉まくらの代表曲となっている「balloon」。そこでは、彼女の描く素朴で濃密なストーリーに浸ることができる。

「半径数mで起こったこと」と語られているように、そのリリックが描くのは、生々しいほど赤裸々な一人の女の子の日常だ。恋愛感情も孤独も羨ましさも焦燥も、あらゆる感情がない交ぜになって日々を作り上げていく様子は、多くの同世代女子の支持を集めて話題になった。
「人と居れば必ず 一人に気付く」。そんな当たり前の何気ない真理を等身大のワードでつぶやくからこそ、そこにはトゲが指先に食い込むような、リアルな痛みが感じられる。
静かに心の奥深くへと突き刺さってくるキラーチューンだ。

・High School Girl?



こちらは泉まくらが歌唱で参加したCMソング「High School Girl?」。エレクトロやチルなどの要素が色濃いサウンドの中でその歌声は甘く人間的な体温を見せていて、シンガーとしての彼女の魅力を感じることができる。

タイトルに「メーク女子高生のヒミツ」とあるように、MVでは何気なく見ているとスルーしてしまう秘密が明かされるストーリーが展開される。音楽、映像、メイクが合わさった総合アート作品としても注目してほしい。

・いのち feat. ラブリーサマーちゃん



こちらは泉まくらが同じく宅録系アーティストとして知られるラブリーサマーちゃんをフューチャリングした一曲だ。

歌詞では一人の少女が葛藤や諦めを超えて、本当の意味での「大人」になっていく過程がその決意とともに描かれている。二人のボーカルが絡み合うことで歌の表情はより立体的に浮かび上がっていて、インディーポップ的な要素も感じさせるメロディが色鮮やかだ。
2019年7月には泉まくらとラブリーサマーちゃんの2マンライブも予定されているということで、彼女たちの感性の調和を体感する意味でも一度この曲を聴いてみてほしい。


宅録・DTMによるベッドルームミュージックを基調としたソロアーティストが多く注目を集める現在の音楽シーンにおいて、さまざまなジャンルを取り入れて一際大きな個性を放っている泉まくら。
ヒップホップ、テクノ、エレクトロ。さらにはサブカルチャーシーンなどからも支持を集める彼女がこれからどんな表現を展開していくのか、期待が高まる。
先述のラブリーサマーちゃんとの2マンライブ以外にも、乃木坂46堀未央奈が主演を務める映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」に劇伴参加するなど、ますます活躍の場を広げている彼女。2019年7月には最新作のリリースも予定されているということで、そちらにも注目したい。
泉まくらの最新情報は、公式HPやSNSで要チェックだ。



【イベント情報】


泉まくら × ラブリーサマーちゃん 2マンLIVE〝203〟 
2019年7月27日㈯ 
開場16:30 開演17:00 
大阪246 LIVEHOUSE GABU 
各プレイガイド(ぴあ、ローソン、イープラス、ラインチケット)にて発売中。

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