東京を拠点に活動するロックバンド、ピンクシガレット。
その音楽性はストレートな邦楽ガレージロックや歌謡ロックを主軸に、明るい中にもリアルな哀愁の漂うストーリーと情景を描いてきた。
これまでに「酒気帯び恋愛」や「FACTORY」、「平凡強盗」といったシングルをリリースし、2012年から2015年までの音源をまとめたヒストリーアルバム「ポストに溜まった、愛と日課。」も発表。ひとつのロックバンドとして、着実に歴史と実績を積み重ねている。
2018年11月には新宿7会場でのサーキットイベント「11月8日、ファミレスフェス2018」を主催。さらに2019年2月には渋谷CLUB QUATTROでのワンマンライブ「やるしかねーな。」も開催して成功を収め、東京のライブハウスシーンにおいて、その存在感は目に見えて大きくなってきた。
現在の正式メンバーはVo.Gt.メアリーまさみ一名。そこにサポートメンバーを加えたかたちで、一歩一歩しっかりと歩みを進めている。

・酒気帯び恋愛


ピンクシガレットを代表する一曲「酒気帯び恋愛」。

軽快なイントロから始まるローファイサウンドが転がりまわるようなテンションを描くこの曲では、「いつでもそばにおるよ」というメッセージが、茶目っ気たっぷりに救いのあるストーリーを綴る。2番ではそれが「追うよ」になるなど、目まぐるしい恋模様が感じられるのもポイントだ。
一人お酒に溺れる深夜の、悩みや葛藤が膨らみながらもなぜか楽しさもある心情が伝わるキラーチューンと言えるだろう。

・墨汁で書いた唄



「墨汁で書いた唄」は、メアリーの味のある歌声が染み入るような切なさを見せるミディアムバラードだ。

そこで歌われるのは、一人のミュージシャンとしてのリアルな日々と感情。決して楽しいことばかりでも報われることばかりでもなく、それでも足を止める気はなく、前へと進んでいく。
そんな葛藤が「旅」と表現されていて、遠征ライブやツアーで文字通りさまざまな街を「旅」する日々と重なっているのが印象的だ。
一人のミュージシャンとして、夢や悩みを抱えた人間として歩き続ける。そんな彼だからこそ描けるストーリーではないだろうか。

・グータラの唄



「グータラの唄」は、ロックバンドとしてのピンクシガレットの「攻めの姿勢」が表れたロックナンバーだ。

ワイルドに跳ねまわるドラムとファンキーなスラップベースが心地のいいグルーヴを作り、切れ味の鋭いギターがジェットコースターのような緩急を生み出す。そこに乗るメアリーのボーカルも、世の中を激しく殴りつけるような言葉でスカッとするインパクトを放っている。
ドストレートなキラーチューンとしておすすめだ。


自分の音楽をまっすぐに鳴らし続け、活動10周年を迎えたピンクシガレット。2019年6月21日には西永福JAMにて新譜のレコ発企画「もっとそこまで。」も行われる。
10年の節目を越えて、ピンクシガレットが、メアリーまさみがどんなストーリーを紡ぐのか、ぜひ生で目撃してみてほしい。
その活動の最新情報は、公式HPやTwitterから要チェックだ。

【公式HP】https://pinkcigarette.wixsite.com/pinkcigarette

【Twitter】https://twitter.com/pinciga

【イベント情報】
6/21(金) 西永福JAM
ピンクシガレット レコ発企画
「もっとそこまで。」
OPEN 18:30 / START 19:00
前売2500円(D別) / 当日3000円(D別)
ピンクシガレット 
アルキツカレテ
シャンプーズ
オレンジスパイニクラブ