東京都を中心に活動するシンガーソングライター菜摘。伸びやかで透明感のある声を持ち、"伝える"歌を歌うということをモットーに活動している。現在はYoutubeの個人チャンネル「なっちゃんねる」での動画投稿や、チャンネル登録者数16万人を超えるYoutubeユニット「ぷらそにか」にも所属、過去には雑誌等でレポーターをしていた経験も持つなど、マルチな才能を持つ彼女。

シンガーソングライターとして身を立てたいが、それだけでなく、マルチな活動をし若い世代から憧れられる存在になりたいと語ってくれた。

そんな若さと才能に満ちた菜摘の魅力について、迫っていきたい。




Weekday Love -midnight ver.- Official Music Video

 



2020年12月4日に公開されたミュージックビデオ。楽曲は昨年夏にリリースしたWeekday loveのリミックスバージョンだ。Midnight ver.と題された本楽曲は、アレンジや歌い方、映像やビジュアル、その全てが大人な雰囲気で仕上げられている。
アダルティな雰囲気が漂う4つ打ちのリズムに、規則正しいカッティングギターとリフが心地良い。歌詞中に出てくるギムレットのテイストのような素敵な夜を想起させるようなアレンジに、絶妙なミックスボイスと低音歌い出しのエッジボイスが歌詞の世界観へと誘う。
全てにおいてバランスが良く、美しさを感じさせる楽曲だが、ただ完成されているだけではない遊び心も忍ばせている。怪しさの漂うダンスや、所々に見られるキュートさを残した振り付けは、絶妙なスパイスとしてみる者を魅了する。

何度でも、見ていたくなるような真夜中のナンバーだ。



雨夜/菜摘 Short Ver.

 



2020年4月27日に公開されたリリックビデオ。今年リリースされた4thEP「夜を立つ」の中に収録された楽曲だ。サブスク他一部タワーレコードの店舗での取り扱いがあるなど、代表的EPして知られている。
今だからこそ、聴いて欲しい楽曲。
“素敵”という言葉が似つかわしい、お洒落なコードと楽器の構成の楽曲だが、サビは超王道なJ-POP感のあるメロディに展開する。聴きやすさ、そして引っ掛かり。そういった意表をついたアレンジに中毒性を感じざるを得ない。
「月が綺麗」という、誰もがよく知る文学表現を敢えて使うことで、一段とラブソングであることを強調するかのようで、ストレートな歌声とマッチする。
トレモロの掛かった2種類の鍵盤の音の違いが、さらに曲に深みを与える展開となっているが、菜摘の歌声が二者を繋ぐ接着剤のような役割を果たし、非常に心地よい。

このビデオが、フルバージョンを聴くきっかけになることだろう。




今回の記事掲載にあたり、菜摘本人に話を聞いた。
「長く音楽活動をしていたい。何があっても歌うことはやめたくない。」と熱く語る彼女からは、音楽に真剣に向き合う熱意を感じとることができた。
そんな気持ちの裏側には、新型コロナウイルス感染拡大に伴う時代の変化や、SNSがどんどんと生活の中に浸透してくる社会など、様々な心をすり減らす原因に向き合う、彼女の姿があった。
「情報が錯綜している現代。何が正しいかすらわからない世の中で、言葉足らずな文章等も多く見受けられます。それもまた今の時代の良さだと思うのですが、自分が発信する言葉は、できるだけ正しく伝わるような言葉選びをしたいです。」
そう力強く語ってくれた。
そういった側面から菜摘の楽曲に触れてみると、歌詞にこもった思いや信念を再確認することができる。ラブソングの多い彼女だが、そのラブソングは一遍的なだけの意味を持つものではないのかもしれない。

まだまだ先行きの見えない時代ではあれど、彼女のような優しい気持ちで歌を届けてくれる存在がいてくれることが、音楽ファンにとっての救いになることだろう。



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