2012年にアイドルデビューを果たし、今年で活動10周年を迎えるアイドルシンガー、柚原杏梨。

「アイドルを卒業しても、あなたのことは忘れないよ！卒業した後も、楽しく笑顔で過ごしてね！」というメッセージが込められているという楽曲『笑顔咲ケ、君ト未来』。

そんな同曲についてはさらに「活動10年目を迎え、同期の引退・卒業などが続いた。そんな一緒に切磋琢磨してきた仲間に向けた楽曲で、卒業をイメージしている」とも話してくれた。

王道で力強いポップソング調でありながら、その上で確かな存在感を放つピアノの音色とメロディーラインがどこか切なさを感じさせる。さらにそこに自身で担当している《君とずっと…ずっと…ココに居たくて 溢れそうな涙ぐっと堪えてた》という歌詞の世界観が加わるから、何とも胸がぎゅっとなる。

歌声も華やかで元気ももらえるけど、しかし確かに切なくもある。そんな得も言われぬ感情にさせてくれる1曲だ。

ただ、こちらはスポットなので最後までは入っていないが、この楽曲の最後は、《未来の君もねぇ…笑顔でいて》という言葉で終わる。だからやはり、自身の言葉通り、切なさの先で光を見せてくれる曲なのだ。

静岡でのTV番組のEDテーマとなった楽曲『セツナグラヴィティ』。

タイトルから連想できる通りの切ない恋の曲で、描かれているのは別れの後。「まだ辛い思いもあるし、引きずっているけれど、前に進んで行こう」という思いを歌う。ちなみに歌詞は、「作詞は知り合いのアイドルの方と共作し、二人で一緒に作詞した」とのこと。

そんな切ない世界観を届ける歌声にも、やはり感情がしっかりと乗っている。MVも、「街中を寂しく、昔を思い出しながら歩いている。歩いている横顔などの、切ない感じの雰囲気を堪能してもらえたら！」と、切なさが募る仕上がりだ。

しかしそれでいてサウンドはEDM調の激しくアップテンポなサウンド感で描かれているから面白い。

切なさに浸ることもできるし、ただただサウンドに身を任せて楽しむことも出来る、様々な受け取り方が出来る楽曲だといえるだろう。

「大阪を拠点に活動している自分にとって、大阪城野外音楽堂は憧れ。アイドルがソロライブを開催という話はあまり聞かない。無謀な挑戦と言われるかもしれないが、自分の中で挑戦したいと思った！」と、そこにかける意気込みを明かしてくれた。

また「今年で活動10周年。コロナの影響があり活動できない時期もあって、今後について考える時間もあった。その中で、やっぱりアイドルを続けていきたいと強く思った！！」とも話す。

その熱量をもって、今後は「ライブにて毎月新曲披露をしていきます！」とのことなので、まずは是非ライブに足を運んでみていただきたい。

さらに「楽曲タイアップなどの活動は増やしていきたい」との言葉ももらっているので、今後テレビなどからその歌声を耳にすることになることも増えていくかもしれない。

「現在大阪城野外音楽堂ワンマンライブのためのクラウドファンディングを実施中！

https://www.muevo.jp/campaigns/3172