そのライブは「肝試死(きもだめし)」と呼ばれ、「客席に降りさまざまなものをぶちまけたり、口に含んだ飲み物を吹いたりする」という壮絶なパフォーマンスを見せる。そして、それとは裏腹に、MCではどこまでもゆるいトークを展開する。天と地の差を誇るステージングが話題を呼び、色々な意味で唯一無二のアイドルとして話題沸騰中だ。
「声を出せるのは特定の音楽が流れる間だけ」のはずだが、ステージ以外では普通に喋る。眼帯の下には人々を不幸にする「真の瞳」という赤い目を持つが、なぜか眼帯がない方の目も赤い。4444人の血で染めた赤いトイレットペーパーが相棒だが、最近は邪魔で持ち歩いていない。そんな数々の設定を「まあ気にしないでください」で片づけてシュールでゆるい雰囲気を漂わせているのも、彼女の魅力のひとつだ。
・ROSE OF KILLER/十四代目トイレの花子さん
そんな十四代目トイレの花子さん、最近はその人気が海外まで広まり、「花子病」のパンデミックが止まらないそう。海外公演もコンスタントに行っており、2019年4月にはロンドン、マンチェスター、バーミンガムを巡るイギリスツアーも成功させた。
代表曲「ROSE OF KILLER」の音源映像のライブフォトも分かるように、その肝試死の場は色々な液体が(彼女の口から)乱れ飛ぶ異様な空間となり、ホラーでコミカルでシュールで、次元を超えた世界観を作り上げている。
彼女の巻き起こす暴走は、イギリスでも衝撃をもって迎えられ、大きなインパクトを残した。アイドルと激しい音楽とショッキングなパフォーマンスが一塊になり、ひとつのジャパニーズポップカルチャーのかたちとして海外まで響いたこの事実は、十四代目トイレの花子さん自身にとっても大きな前進となった。
まさに「唯一無二」としか言いようのない世界観とキャラクターで、圧倒的なインパクトを見せつけてきた十四代目トイレの花子さん。その注目度は日に日に高まっており、独自の道を行く超個性派アイドルとして、さらに話題を集めていくのは間違いないだろう。
何よりも衝撃的なのはそのライブ。パフォーマンス前には注意アナウンスやガード用ごみ袋の配布もあり、パフォーマンス終了後にはみんなでの「お掃除タイム」もある安心の仕様になっているので、初心者も気軽に会場に足を運んでほしい。
そして、カオスとポップが入り混じった異空間を楽しんでみよう。
そんな十四代目トイレの花子さんの活動の最新情報は、公式HPやTwitterから要チェックだ。
【Twitter】https://twitter.com/14hanakosan