・THE ZUTAZUTAZ - 人類のブルース
2017年4月4日、おそらく音楽史上初の「フルアルバム4枚同時リリース」を果たしたTHE ZUTAZUTAZ。一連の作品の中でリード曲として公開された「人類のブルース」は、ド直球のロックサウンドにガツンと響くメッセージが乗ったキラーチューンだ。
シンプルなドラムとベース、叙情的なギターリフと味わい深く歪んだバッキング。その上で叫ばれるVo.虎児谷直樹のボーカルは、古き良き邦楽ロックンロールの系譜に連なるキャッチーさを見せている。
難しいことは言わない。ただ聴き手の生き方を、人類そのものを讃える。そんなストレートな詞世界が印象的な名曲だ。
・THE ZUTAZUTAZ - サヨナラサンカクケー
2018年リリースのミニアルバム「Letter」の収録曲「サヨナラサンカクケー」。
ほどよく脱力したサウンドとノスタルジックな歌詞のストーリーが特徴のこの曲は、まさに「田舎のクソガキ」らしいリアルで素朴な青春の風景をあっけらかんと描く。楽しい子ども時代の終わりを、思い出の田舎のコンビニ「サークルK」の終了と重ねて描くのも不思議なリアリティがある。
何気ない夕方の風景やろくでもない悪さの思い出の中にも、懐かしくて愛おしい雰囲気がただよう一曲だ。
・THE ZUTAZUTAZ モンキーチャンスPV
THE ZUTAZUTAZの初期からの代表曲のひとつ「モンキーチャンス」。
古臭くも新しい、世代を問わず心に直接突き刺さるような音の一音一音は、”パンクロック”というものに対しての、現代を生きるTHE ZUTAZUTAZなりの一つの回答だと言えるだろう。
インターネットを通してのコミュニケーションが主流のネット社会において、泥臭く、熱く、そして生々しくメッセージを訴えかけるこのMVは、そんな彼らのエネルギーと汗がたっぷり詰まった映像作品に仕上がっている。
ハイペースに楽曲を公開し、確固たるロックンロールの世界観を築いてきたTHE ZUTAZUTAZ。
その最大の見どころは、こちらもハイペースに展開されてきた「ライブ」にある。数多くのバンドとの共演を経て、自主企画ごとに「絶対に楽しんでもらえるメンツ」をそろえてイベントを作り上げてきた。
地元の名古屋はもちろん、東京でも多くのライブを行ってきた彼ら。今後はますます活動の場を広げて、「誰もやってこなかったことをやるライブ」を作り出すのが目標だという。
8月4日にも名古屋Rock’n Rollで自主企画を控え、12月22日には池袋Adamでワンマンライブを控える。THE ZUTAZUTAZ。ますは実際に、そのライブに足を運んでみよう。
THE ZUTAZUTAZのライブの最新情報は、公式HPやTwitterからチェックだ。
【公式HP】https://thezutazutaz.com/
【Twitter】https://twitter.com/thezutazutaz
【ライブ情報】
2019.08.04 sun
会場:新栄CLUB ROCK'N'ROLL
《才能は爆発だ -葉月-》
出演:THE ZUTAZUTAZ / スキッツォイドマン / THE STEPHANIES / ギャーギャーズ / 鈴木実貴子ズ / ザ・リラクシンズ
開場:17:00 開演:17:30
前売 / 当日:¥3,000 / ¥3300(drink代別)
e-plus:https://eplus.jp/sf/detail/2959370001-P0030001
2019.12.22 sun
会場:池袋Adm
《THE ZUTAZUTAZ ワンマン『<W杯 -首都決勝-』(クレッシェンドワールドカップ)》
開場:17:30 開演:18:30
前売 / 当日:¥3,000 / ¥3300(drink代別)