次々に10代の若い才能が開花し、活気を見せ続けている現代の邦楽ロックシーン。その中で次世代のブレイク候補として早くも圧倒的な注目を集めているのが、東京を拠点に活動する4人組ロックバンド、ルサンチマンだ。

彼らの結成は2018年6月。そこからわずか1年で瞬く間にライブハウスシーンを駆けあがり、確かなテクニックに裏打ちされた表現力豊かな楽曲群、そして10代の熱量を惜しみなく吐き出すライブパフォーマンスで、大きな支持を得てきた。

多くの注目バンドがしのぎを削るRO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019では優勝を果たし、10代バンドの祭典・マイナビ未確認フェスティバル2019でも上位に進出。さらには日本最大のサーキットイベントTOKYO CALLING 2019にも出演を果たすなど、その勢いは留まるところを知らない。
これからの邦楽ギターロックを語る上で、欠かせない存在になりつつある。


・ルサンチマン 「ニヒリズム」ライブ映像 

ルサンチマンの代表曲のひとつ「ニヒリズム」は、轟音と激情が凄まじいパワーをもって迫ってくるロックナンバーだ。
そのサウンドはギターロックを主軸に、オルタナティブロック、シューゲイザーなどさまざまなエッセンスを取り入れたハイブリッドな色合いを見せる。そこに高校生離れした大人びたボーカルが乗ることで、生々しくヒリヒリするような疾走感が生み出されている。
初期衝動的な爆音から一転してグルーヴィーな間奏に流れ込んだり、「ニヒリズム」というタイトルにふさわしい達観した詞を見せていたりと、王道の中にも一筋縄ではいかないテクニカルさが見え隠れする世界観。ルサンチマンというバンドの個性・魅力を存分にさらけだしたキラーチューンに仕上がっている。


・6月16日 心配事/ルサンチマン 

こちらもライブの定番曲として人気を集める「心配事」。じっくりと”歌”で魅せるミディアムナンバーだ。
歯切れのいいギターと地に足の着いたリズム隊が心地よさを感じさせるバンドアンサンブルの中でボーカルは確かな歌心を見せて、キャッチーなメロディとともに繊細な情景とストーリーを描く。素朴な言葉選びが印象的な歌詞は何気ない日常風景をバックに等身大の想いを歌いながら、ノスタルジックな色味を帯びている。
鮮やかな感性と表現力をうかがわせるメッセージソングだ。



すでに確かな個性と技術を確立し、幅広いアプローチで魅せる楽曲と熱いライブパフォーマンスで邦楽ロックシーンにおいて独自の立ち位置を見せているルサンチマン。
今後はさらに場数を踏み、制作活動も含めて前進していく決意を固めているそうで、これからのバンド界でさらに大きな存在になっていくのは間違いないだろう。
次世代ライブシーンの最前線に立つルサンチマンの活躍に、目が離せない。


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