2019年、すずきたくまによる宅録ソロプロジェクトとして始動。
不気味さ漂う独特なローファイサイケポップサウンドで、気怠くも力強いメロディと
確立された音像、世界観で聴かせる楽曲は唯一無二。気楽にDIYなスタンスで活動している。
2019年6月、1st DEMO『映画』を発売。
翌2020年には2nd DEMO『demone』、1st cassette tape『SHISOKA』、Digital Single『透明船』を発表。
2021年にも6月に2nd cassette tape『collage』、さらに10月にDigital Single『雲と井戸 / コースト』をリリース。
・【MV】SuU / collage
ローファイでどことなくサイケデリック、そしてノスタルジックでセンチメンタル。
海の向こうの音のようにも聞こえるし、日本的なポップさや、日本特有ともいえる情緒も感じられる。
そんな、一言で形容するのが難しい楽曲『collage』。2nd cassette tape『collage』の表題曲だ。
メロディーラインもサウンドも、まるで違う楽曲を繋ぎ合わせたように意外な展開を聞かせるのに、
でも全体の統一感はあり、終始耳に心地が良い。それはSuUならではのものだといえるだろう。
・【MV】SuU / 思想家
粗削りで余白を感じるローファイサウンドには、空間をたゆたうような感覚を覚える。
そしてその空間や余白の中で描かれる、はっきりと視覚的に見えてくる歌詞の切ない世界観にぐっとくる。
ただ、そんなサウンド感や世界観もさることながら、同曲ではメロディーラインのキャッチーさが特に光っているといえる。
ゆったりとしたテンポで描かれるサウンドに合わせて穏やかな仕上がりだが、どこを切り取っても沁みるのだ。
そしてただキャッチーなだけではなく、そこに哀愁があるところに、オリジナリティを感じる。
終盤の不気味なサウンド展開も秀逸だ。是非最後まで聞いていただきたい。
独特の中毒性があるので、きっとすぐにもう一度再生したくなるだろう。
・【Live Video】SuU / あなたの中で死んだようです
「ライブでは日によってアレンジが違う」と話すSuU。
こちらはそんなライブから、楽曲『あなたの中で死んだようです』のパフォーマンス映像。
同曲では、独特のローファイさや不気味な空気感は少し鳴りを潜め、
インディーポップのような朗らかな音像や温かみのあるメロディーラインに、ほっこりする。
ただし描かれている世界観は≪ねぇ昨日のことのように あなたとの思い出が≫
≪ねぇ僕の中で生きてる 馬鹿みたいもういないのに≫と切ないもので、
歌詞を堪能しようとすると、胸がぎゅっとなる。
ライブ活動面では「フェスに出演してみたい」という話もしてくれた。
そして夢と掲げている「FUJI ROCK FESTIVAL」への出場が実現しても何も驚くことはない。
むしろその音や世界観からは、そうなって然るべきだとすら思わされる。
この先、注目して追いかけていくべき存在の一人だ。
また、「いずれはレコードで作品も出したいと思っている」とのことなので、
その際には是非レコードで聞いてみていただきたい。
きっとその音の質感が、さらもたまらないものとなって届くはずだ。
【ライブ情報】
Twitter: https://twitter.com/tomorrow_event
Instagram: https://www.instagram.com/tomorrow_music/
【リリース情報】
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