歌やゲーム実況、セリフ配信まで、声で魅力を届けるバーチャルYouTuber、小東ひとな。

2019年8月にバーチャルYouTuberグループ「花寄女子寮」のメンバーとしてデビューした彼女は、

多数の歌ってみた動画投稿や歌枠配信をはじめ、ストーリーゲームやギャルゲーを中心としたゲーム配信、

視聴者から募集したセリフを言って見せるセリフ配信など、多彩なコンテンツを届けてきた。


また、イラストを描くのが好きという一面もあり、動画の中で自身の手がけたイラストを登場させたり、

視聴者へのイラストプレゼントを行ったりもしてきた。

2021年2月に花寄女子寮での活動を終了した後もソロVtuberとして精力的な活動を続けており、

チャンネル登録者数は3.5万人を突破。動画の総再生回数も210万回に達するなど、確かな支持を集めている。


将来の夢は「何でも出来るけど何もしないスーパーニート」。

最近はハロウィンに合わせてシチュエーションボイスを販売したり、

ピアノ弾き語り配信ライブを開催したりと、新しい活動にも挑戦してきた。


そんな小東ひとなのコンテンツの中から、

今回は歌系の動画をピックアップして本人の解説コメント付きで紹介していこう。




・だから僕は音楽を辞めた-acoustic arrange- Covered by 小東ひとな【花寄女子寮】



“曲中の歌詞で、相手に向かって歌っている部分、自分に言い聞かせている部分、自分自身の内側に問いかけるような部分、

どこか自分を遠くから客観視しているような部分があって、そのそれぞれの部分を色んな感情表現をして歌えたと思います。”


ヨルシカの名曲「だから僕は音楽を辞めた」のアコースティックカバーでは、アコギ一本のみのシンプルな伴奏だからこそ、

楽曲の歌詞の持つ意味や小東ひとなの真摯な歌声が、研ぎ澄まされて伝わってくる。


歌詞の一節、言葉のひとつに確かな感情と体温が込められていて、まるで語りかけるような説得力がある。

彼女の「歌」の持つ力にフォーカスを当てた作品として聴いてほしい。



・インドア系ならトラックメイカー Covered by 小東ひとな【花寄女子寮】



“どこを切り取って聴いてもかわいい!となるように丁寧に収録しました。

声を張らない歌って意外と難しい。聴いてくれてる方に話すように歌うのを意識しました。

こういう曲を歌うときは細かなニュアンスがとっても大事だと思うので、一言一言こだわってます!”


人気トラックメイカーYunomiのヒットナンバーで、女性バーチャルシンガーにとっては

カバー原曲の定番でもある「インドア系ならトラックメイカー」の歌ってみたカバー動画。


本人も可愛さを意識したと語っている通り、ガーリーでポップな歌唱が原曲のKawaii Future Bassらしさを見事に体現している。

先に紹介した「だから僕は音楽を辞めた」での歌唱とはまた違ったかたちで、小東ひとなの歌声の魅力を伝えるカバーとして必聴だ。


・心做し(cover)【小東ひとな/花寄女子寮】



“この曲は、大切な友達におすすめされて歌う事を決めた曲です。おすすめされるまでは、とっても好きな曲だけど難しそうな曲だ~

って思ってて。収録前に他の方の歌ってみた動画なども拝聴したのですが、結構感情を表に出して歌っている方が多くてそれも素敵でした。

自分がこの曲をどういう風に表現をするか考えて、敢えて感情を露わにする感じではなく、優しく歌いつつ内側から感情が溢れてくるような

歌い方をしました。収録が終わって、自分が歌える最高の出来に歌いあげられたと思います!”


現時点で11万再生を突破している人気動画が、蝶々Pの「心做し」の歌ってみたカバー。

あえて感情を抑え気味にして歌い上げているからこそ、繊細な感情の機微がかえって輪郭をはっきりさせながら伝わってくる。

吐息のひとつまでが印象的に響いているのが特徴だ。


そうした抑揚があるからこそ、サビの突き抜けるハイトーンボイスはよりエモーショナルさを際立たせている。

小東ひとなの表現力が極限まで発揮された、聴き手の感情を揺さぶる名歌唱として注目しよう。




いつのまにか「これは私には向いていないよね」と、無意識に除外してしまう癖があるからこそ、

失敗しても良いから、今までやったことがないことに意識的にどんどん挑戦をしていきたいと語っている彼女。


今までの活動の中では特に1年前の3Dライブが印象に残っているそうで、慣れないことや大変なことも多かったからこそ、

成功させたときの楽しさや達成感が忘れられないという。

1回目より歌もパフォーマンスもさらにパワーアップさせて、またチャレンジしたいそうだ。


直近では11月7日(「ひとな」の日)にピアノ弾き語りライブを成功させ、アーカイブも公開中。

これまでの小東ひとなの動画や日々の配信をチェックしつつ、今後の彼女のさらなる活躍に注目していこう。