ヴォーカリスト・クランがバンド活動での経験を基に、更に幅広い活動をすべく展開するGothic Metalソロプロジェクト、Cran Arcanaria。

Insurrectoのnaoki氏をメインコンポーザーに迎え、共にバンド活動を行ってきたex.arakiahの535氏も作曲に参加。


バンド活動ではライブ用SE楽曲の制作および作詞制作のみ参加していたクランだが、このプロジェクトでは本格的に作曲活動も自身で行う。

さらに、ならではの企画として、あらゆるアーティスト・作曲家とのコラボレーションも展開。


ソロであるがゆえのフットワークの軽さを武器に、拠点・名古屋でのライブに限らず、関東・関西でのライブを始め、北海道にまで突撃!

ライブハウスでのライブ活動を中心に、M3(同人音楽即売会)等、新たな世界へ進撃中。


Cran Arcanariaの主催ライブ『Dark Eternal』は、周年イベント、ワンマンライブ、生誕イベント、サーキットイベントなど、様々な形式で展開している。




・CranArcanaria/Dark Eternal MV(Full Ver.)



「『教会でMV撮りたいよね!』という願望から教会に合う楽曲を制作していった」という同曲は、535氏作曲の『Dark Eternal』。「共にバンドをしたり、同人活動寄りのユニット活動をしようと535氏と準備していたこともある」とのこと。


ソロの楽曲は基本自身で作詞をおこなっているということもあり、作詞はクランが担当している。4月22日にリリースした2ndフルアルバム『Raging Raven』収録曲であり、デジタルシングルとして2022年1月にリリースしている1曲だ。

最初の構想通り、この楽曲はイントロからして、教会が目の前に浮かんでくる。それはMVを見ないで聴いたとしても、きっと多くの人が感じることだろう。荘厳であり、神秘的であり、神聖な空気感が広がるのだ。


そこに重厚なバンドサウンドというパンチ力と、凛とした華のある歌声を乗せるから、高いオリジナリティが光る。単純に歌声やサウンドの美しさやパワフルさに惹かれるということもあり、多くの人におすすめしたくなる1曲だ。

「MVは最初に頭の中に思い描いていたものができた!衣装も教会に映えるような黒いゴシック系で動きのある衣装に」と、満足いく作品に仕上がっているので、是非映像も合わせて楽しんでいただきたい。



・Cran Arcanaria/PERSONA MV(Full Ver.)



KENZO氏提供の個性的な楽曲『PERSONA』。


「KENZOから楽曲のイメージのメモを送ってもらって、それに合わせて作詞を行った。自分の中では挑戦的な方法だった。曲は、ゴシックな世界観から離れすぎないように、あとはお任せで作ってもらった。一緒にバンドやっていたこともあり信頼している」という同作は、疾走感が爆発する、テンションがぶちあがる1曲だといえるだろう。


それでいてメロディーラインはキャッチーで比較的ゆったりとしているので、その対比が面白い。


そんな同曲は「お客さんの中でも好きと言ってもらえる楽曲の1つ」だという。実際、このスピーディーな楽曲はライブ映え抜群だろう。「パフォーマンスとしてヘドバンをかなりやる」というからなおさらだ。


「広い廃工場みたいなところで撮影した。ゴシックなMVではないな、というイメージがあった。攻撃的・攻めている楽曲だからこそシンプルな構図に」とコメントをくれたMVも、クール。


・CranArcanaria/魂ノ華 MV(Full Ver.)



Vocaloid Pとしても活躍中のEve氏とのコラボレーションを果たした楽曲『魂ノ華』。


「念願のコラボでした。色々音楽のこととかソフトの相談とかやりとりはしていたが、いつか曲を作ってもらいたい!という希望があった。ピアノの音が入っているのが好き。歌のレコーディングもオンラインで立ち会ってもらい、色々アドバイスを受けながら収録した。歌い方の表現をこだわった」と話す通り、歌声から確かに感情が伝わってくる1曲だ。


独創性があり、攻撃的だといえるサウンド感であるにも関わらず、ゴシック感とキャッチーさが損なわれていないところには、このコラボの大成功を感じる。どちらの魅力も感じられるコラボであることは間違いない。


「ライブでも定番曲。サビが聴きやすい楽曲で、この曲が良かった!と声かけてもらえることも多い」というのも納得の作品。




まず4月22日(土)に2ndフルアルバムのデジタルリリースしたCran Arcanaria。SEを含めて11曲収録。


「1枚目は幅広く、キャッチーで聴きやすい曲から、ダークで激しい曲、そしてバラードまで。2枚目は激しい曲ばっかりを集めた!ライブで盛り上がる感じ!」だと話してくれた。「CD盤として出すのは初めて」だという同作のリリースに伴い、さらに注目度は高まっていくことだろう。


6月17日には始動4周年。毎年イベントを行っているタイミングであり、今年は「名古屋の八事SOUNDNOTE&Fairy-Talesの2会場にてサーキットイベントを開催する!15~16バンドくらい呼んで。ずっとサーキットイベントを開催してみたい!という想いがあり、今年ようやく開催ができることに!」と、念願のイベントを開催予定なので、是非チェックしてみていただきたい。

「もともとソロ活動は自分のやりたいことをやる、を軸にやっている。距離が離れてしまったり、他の活動があってなかなか集まれなかったりするメンバーにも参加してもらえるように、メンバーが活動のしやすいやり方でソロ活動をやっていく!また、これまで絶対!とは思っていなかったけど、6月の周年イベント、1月の生誕イベントは恒例になってきたので、このまま毎年続けていきたい。あと、今後ご縁があった方とも一緒に活動していきたい。『対バンしたい』と思ったら、いつかを待つのではなく、思ったときに呼ぶ!というのを大切にしていきたい」と、これからの活動についての考えも明かしてくれた彼女。


注目しておいて損のない存在であることは確かだ。ちなみに、「年内にアルバムとは別に、1曲デジタルリリース&MV作りたい!」とのコメントも貰っているので、続報を楽しみにしておいていただきたい。


【リリース情報】


2023.4.22 digital Release(通常リリースは4/29(土))
2nd Full Album「Raging Raven」
¥3,000(TAX OUT) ARCN-0005

1.羽撃き-Instrumental-
2.鴉
3.Dark Eternal
4.Judgement
5.Invisible(Re-REC)
6.月華幻影
7.Dominator(Re-REC)
8.Light Of Salvation
9.Recollection
10.Memento Mori
11.Observer



【ライブ情報】


4月29日(土)名古屋柴田@-hill

5月4日(木祝)新宿WildSide
5月13日(土)心斎橋 SHOVEL
5月28日(日)鶴舞DAY TRIP
6月3日(土)吉祥寺CRESCENDO
6月17日(土)八事SOUNDNOTE&Fairy-Tales

6月24日(土)名古屋柴田@-hill