「シンプルかつド直球のロックソング×パンダの着ぐるみ」というユニークなスタイルで独自の音楽世界を見せる謎のアーティスト、ギターパンダ。
ときにはパンダ姿そのままで、またあるときは水玉模様の衣装を着た「カルピスプレスリー」姿でギターをかき鳴らしながら歌い、年間100本以上のライブを行いながら全国を回る生粋のライブアーティストとして歩んできた。
その正体は、ミュージシャンの山川のりを。「忌野清志郎&2・3’S」のギタリストとして広く知られる彼は、他にも「The coats」や「DEEP & BITES」、「NORIC& ICECREAMIMAN」といったバンドで活躍。他ミュージシャンのアルバムプロデュースも多数行うなど、日本のロックンロールシーンを支え続けてきた存在だ。
ギターパンダとしてもライブ活動と併せて多くの作品を発表しており、2018年10月には前作からおよそ6年半ぶりとなる最新アルバム「パンダ流サンセット」をリリース。ドレスコーズの志磨遼平氏が作詞作曲を務めた楽曲やDEEP & BITESとしての楽曲のセルフカバーなども収録されたこのアルバムは、ギターパンダの世界観をますます研ぎ澄ませた一枚として注目を集めた。

個性あふれるビジュアルで、真っすぐなロックを鳴らし続けるギターパンダ。その代表曲をいくつか紹介していこう。




・とばせロック


https://music.apple.com/jp/artist/%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80/356146921


https://open.spotify.com/artist/4JzxLUWT4wxA7qJYxJgdUT


そのストレートな音楽性を表したナンバー「とばせロック」は、疾走感のあるサウンドと朗らかな詞世界が、自由に高らかにロックンロールを叫び歌い上げる一曲だ。
シンプルかつ熱いコード進行とエモーショナルなシンガロングが合わさって、その世界観の中に息づくロックの遺伝子を感じさせてくれる。

代表作「ロックンロールパンダーランド」に収録されているので、ギターパンダの魅力と個性をまっすぐ受け取れる一曲として聴いてみてほしい。




・恋愛重症




最新アルバム「パンダ流サンセット」のリードナンバー「恋愛重症」は、ドレスコーズの志磨遼平氏が手がけた楽曲としても要注目の楽曲だ。
歌心あふれる歌詞のストーリーが甘酸っぱく純粋な恋心を歌い上げ、軽快なアンサンブルや味のあるメロディによって、どこか懐かしくも青春の風が吹くラブソングに仕上がっている。

普遍的な中でも進化を続けるロックンロールの「今」を表す一曲としても、じっくり聴き入ってみよう。




・引き潮


https://music.apple.com/jp/artist/%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80/356146921


https://open.spotify.com/artist/4JzxLUWT4wxA7qJYxJgdUT


駆け抜けるようなロックナンバーとはまた違った雰囲気を見せる「引き潮」は、遊び心のある詞世界がどこかシニカルに世界を描くミディアムナンバーとなっている。

現実と夢のはざまで揺れ動きながらも前を向くようなメッセージソングとして、聴き手の感情を揺さぶってくる一曲だ。こちらも「とばせロック」と同じく「ロックンロールパンダーランド」に収録されているので、チェックしてみてほしい。



真っすぐなロックを歌い続け、これからも歌っていくであろうギターパンダ。その楽曲に込められたストーリーやメッセージには、ロックンロールとして普遍的だからこそ世代も性別も問わず響くものがある。

今もなお前進し続けるロックスター、ギターヒーローとしての彼の活動に、今後も要注目だ。




【公式HP】 http://guitarpanda.net/


【Apple Music】

https://music.apple.com/jp/artist/%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80/356146921


【Spotify】
https://open.spotify.com/artist/4JzxLUWT4wxA7qJYxJgdUT