神奈川県横浜在住のシンガーソングライター、椛島恵美。
「きっと心に触れる歌声」というキャッチコピー通り、繊細かつ温かみのある歌声を聞かせてくれるアーティストだ。
本格的に外に向けて音楽活動を開始したのは2011年に始めた路上ライブから。以降2012年から2016年までの4年間で、北海道から福岡まで、ライブハウスやカフェ、バー、そして障碍者施設や温泉、さらには病院、ショッピングモールまで様々な場所でライブを開催してきた。その数は1,000本以上にものぼる。
2016年で一時活動を休止したのは、痙攣性発声障害を発症してしまったから。歌うことだけではなく話すことも思ったようにできなくなるという経験をした。
その後2018年春に本格的に復帰を果たし、今ではこうした経験も活かして前向きで力強い楽曲を多数発表。活動休止後の歌声は、活動休止前と比べるとより「前へ前へ」伸びるようになったイメージを抱く。そんなより立体的になった歌声で彩られる彼女の曲は、多くの人を勇気づけている。
・椛島恵美 – Let's Sing!!!
活動休止後の2018年12月2日に発売されたベストアルバム「I AM I WAS」に収録されている一曲。痙攣性発声障害を克服した後、歌をうたえる喜びを胸に書いた曲というだけあって、希望に満ちた、前向きで楽しい雰囲気のある楽曲となっている。そんな前向きのムードはやはり前に伸びるようになった彼女の歌声によって、より強調される。聞いているだけで明るい気分になれるだろう。
全体的を飾るホーンも印象的だ。爆発力のある音色で歯切れのよいメロディーを奏でるホーンセクションによって、まるでMVから何かが飛び出してくるのではないかと思うくらいに、立体感が強調されている。
・椛島恵美 – 【歌声比較、克服体験談】機能性発声障害・痙攣性発声障害
冒頭、MISIAの「つつみ込むように…」を歌う音源で始まる。その歌声は、機能性発声障害・痙攣性発声障害時の歌声だ。普段の整った音程からは考えられないように、音があっていない。それだけではなく、声が震えてしまってまともに声が出ていない様子が確認できる。
その後、克服後に同楽曲を歌った映像も入るが、比べてみるとその差は歴然だ。
同症状に関しての情報がYouTubeを含むネット上にあまりなかったということから、発症から完治までどんな風にしていか、どんな心の変化があったかなどの体験談をまとめたという。
音楽だけではなく、こうしたところからも人に希望を与えようと働きかける、人間性の魅力が感じられる動画だ。
・椛島恵美 – 深海【ライブ】
「深海」という楽曲のライブ映像。深海で鳴り響いているかのような引力のあるピアノで始まるこの楽曲。歌声にも、深海を泳ぐような重さと透明感がある。随所にみられる息の抜け感がそんな雰囲気を強く演出するのだ。またサビで聴かせる力強く伸びる高音と揺れるファルセットも、そんな重たい透明感を作り上げるのに一役買っている。
忘れてはいけないのが、これがライブ映像だという点。ライブでこれだけの歌声を聴かせることができるシンガーソングライターなのだということを改めて気づかせてくれる映像だ。
人との縁で歌い続けてきた彼女。活動休止中もそんな縁は途切れることがなく、ファンの方も待っていてくれたという。そんな縁をこれからも大切にし、歌い続けていくと言う。
活動休止を経てますますパワーアップした椛島恵美の動向は、TwitterやHPを中心に追いかけていこう。
【公式HP】https://www.kabashimaemi.com/
【Twitter】https://twitter.com/emichi1230?s=20
【Instagram】https://www.instagram.com/emi_kabashima/?hl=ja
【リリース情報】
2018/12/02 発売
椛島恵美ベストアルバム「I AM I WAS」
8曲+bonus truck ¥3,000
※ライブ会場、オンラインショップで購入可能
【ライブ情報】
2019/12/30(月)
椛島恵美Birthday concert
ーZEROー
場所: たまプラーザ3丁目カフェ
時間: 11:45open 12:30start
料金: ¥3,000(+order)
ご予約はこちらまで