大阪発の3ピースバンド、ワンダフル放送局。

また、熱量の高さが音に変わって届いていくような、余韻の残るライブパフォーマンスも魅力の一つ。

≪綺麗な街を抜け出して　光の雑踏をかき分けて 君に会いにゆくのだ≫。そんな歌い出しで始まる楽曲『会いにゆくのだ』。

豊潤な歪みを携えたギターの音色と、ポップでロックなバンドサウンド。キャッチーでどこか懐かしさを覚えるメロディーライン。そんなサウンドに乗せて夜を超えられそうな言葉を歌い上げるから、どうしたってワクワク感が募っていく。まさに“ドキドキとワクワク”を感じることが出来る1曲だといえるだろう。

現時点での最新曲『interest』。

≪面白いことが起きそうな予感 これを「生きてる」って言うんだよな？心臓の音がやかましい！愛おしい！≫と歌うその言葉たちは、きっと現代を生きる多くの人が共感できるものであり、聴いているうちにぐんぐんと胸の中が熱くなっていくだろう。気持ちの入った演奏や歌声もその共鳴度合いを高いものにする一因だ。

どこか切なさと無常観、そして包み込むような温かみを感じる１曲『それでもいいのさ』。

≪それでもいいのさって言って欲しくて 誰かを愛して　誰かを傷つけて　たまに涙して≫と歌う同曲だが、最後には≪世界はどうせ変わらないけど 明日はどうせやってくるから 光はどうせ差し込むから それでもいいのさ≫と言ってくれる。

ソングライターであるヴォーカルのwanいわく、「バンドがついてこられないくらい曲作りのペースは早い」とのことで、楽曲はどんどん増えている。３月以降も続々とリリースをしていく予定だというから、楽しみに待っておきたいところ。

もちろんバンドでもライブをたくさん行っているので、是非、できるだけライブに参加して、生のパフォーマンスに触れていただきたい。

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