原宿系でかわいくて、女の子からも愛されるアイドルグループというコンセプトを持つbaby bear PARTY。
メンバーは赤色担当の「深川 史那(ふかがわ ふみな)」、青色担当の「藤咲 のあ(ふじさき のあ)」、桃色担当の「春風 彩(はるかぜ いろは)」という3人組構成だ。
元々は赤色担当の深川史那がソロでシンガーソングライターとして活動していたところからスタートしている。深川は、YUIや家入レオなどを輩出した音楽塾ヴォイスという名門で音楽を学んだ経験を持つ本格派だ。実際カラオケバトルの決勝に出場するなど、シンガーとして高いレベルで競えていた。
そして希望を胸に東京で活動を始めたが、半年程度何もできない状態になる。うまくいかない鬱屈した日々を過ごしていると、もともと明るかった性格もどんどんと後ろ向きになっていったという。そこでそれを一度リセットし、「誰かを明るい気持ちにできる、キラキラしたアイドルになりたい」という気持ちでスタートしたのが、このbaby bear PARTYだ。
そんな思いのもとに始まったアイドルグループなので、基本的には盛り上げるための楽曲が多くなっている。
楽曲の提供は、AKB48「あまのじゃくバッタ」やSKE48「蹴飛ばした後で口づけを」の作曲・編曲、さらには神宿の楽曲制作を多く担当しているながいたつ氏に受けている。それだけにメロディーのポップさは抜群。楽曲のクオリティは、baby bear PARTYの一つの武器だといえるだろう。


・baby bear PARTY – 閃光花火 

ボカロ楽曲を思わせるようなエフェクトのかかったボーカルが特徴的なこの楽曲。メロディーや全体の音像もボカロ楽曲的で、それをアイドルと融合させている点が絶妙な引っかかりとなっている。 

音源ではややゆったりしたテンポというイメージを抱く楽曲だが、このライブ映像ではテンポは各段に引き上げられている。テンポを上げた分ファンも乗りやすくなっており、幾度となくコールが繰り返され、ライブを熱狂のステージに変貌させている。
特筆すべきは、そんなファンたちの熱狂に負けないような声量で生歌を届けているという点。ピッチのずれもあまり見られず、ステージパフォーマンスレベルの高さが分かる。


・baby bear PARTY – #SHARE ME 


アニソンのような特有のスクランブル感のある一曲。ハードなギターににぎやかなタンバリンのような音色、手数の多さが際立つビート、ポコポコとした電子音など、それぞれの音がそれぞれに存在感を放つ。そんなごちゃごちゃしたスクランブル感が、わくわくした気持ちにさせてくれる一曲だ。
こちらの動画は2019年10月6日に行われたライブの模様だが、やはりイントロ時点からすでに多くのファンの熱狂が確認できる。心なしか歓声も7月のライブ映像と比べると増えているように感じられ、ハイペースでファンを増やしていることも窺い知れる。



今はまだライブ活動を地味に頑張っている時期だというbaby bear PARTY。しかしどん欲に上のステージを狙う姿勢を持っている。このペースでファンを増やし続け、武器といえるステージパフォーマンスをさらに高めていけば、実際に上のステージに立つ日もそう遠くはないだろう。


【HP】https://babybearpro.com/babybearparty/


【Twitter】https://twitter.com/babybearPARTY


【ライブ情報】

2020/01/06(月) 深川史那1stソロワンマンライブ


in青山RizM

https://babybearpro.com/2019/12/20200106/


深川史那プロフィール:

https://babybearpro.com/wp-content/uploads/2019/03/fumina03.pdf#zoom=100

・カラオケバトル決勝進出

・アイドルベストシンガーコンテスト優勝
など