“現存する唯一の激辛任侠ロックンロールバンド”をうたうバンド、匕首蝮(ドスマムシ)。
メンバーはボスマムシことギターボーカル「トモタキ」、ギターマムシことギター「オチ」、ベースマムシことベース「ヤスハル」、ドラムマムシことドラム「ヨシオ」という4名からなる。
ボーカルトモタキの歌声はまさしくドスの効いたような歌声で、漢らしいバンドサウンドと実にマッチ。そこに大和魂や古き良き日本人の姿を感じさせるような言葉が入り、独自の世界観を構築する。
2014年に結成されると、地元岡山や関西地方・東海地方を中心に活動を展開。そんな独自の世界観と硬質で燃え滾る任侠ロックサウンドで着実に注目度を高めていった。
2018年には1stアルバム「嗚呼任侠」をリリース。そしてこの2020年4月、待望の2ndアルバム「破門絶縁ロックンロール」を発表。より迫力を増したサウンドで、圧力の高い音を届けている。
・匕首蝮『破門絶縁ロックンロール』Music Video
2ndアルバム「破門絶縁ロックンロール」の表題曲となっている1曲。
硬派なギターリフが印象的な楽曲で、熱くて厚いバンドサウンドと高い疾走感でぐんぐんと持っていく。しかしそんな勢いのまま突入していくサビパートではぐっとメロウ度が増加。厚みがあり疾走感があるバンドサウンドの中で、耳なじみ抜群でシンガロングなメロディーを奏でているのだ。
「過激なタイトルにはなっているが、人の優しさや、暖かさを表現しています」という言葉からも分かる通り、歌詞の味わいも深い。そんな歌詞を噛み締めて楽しむことも、サウンドにノって楽しむことも出来る楽曲だ。
・匕首蝮『旅の途中』Music Video
同じく2ndアルバム「破門絶縁ロックンロール」に収録されている1曲。
「任侠ロック。聴きやすい楽曲になっており、匕首蝮の新しい表現の形になっています」というその言葉通り、この楽曲は先の楽曲「破門絶縁ロックンロール」と比べてぐっとメロディックでメロウになっている。波紋絶縁ロックロールもサビパートはかなりメロディックになっていたが、この楽曲は全体通してメロディック。バンドサウンドも穏やかでセンチメンタルさを感じるサウンドだ。
哀愁があり、言うなれば背中で語るような雰囲気を感じる楽曲。
・匕首蝮『マムシでロック』Music Video
1stアルバム「嗚呼任侠」収録の楽曲。
ライブの定番曲であり、彼らの代表曲でもあるこの楽曲は、彼らの個性がぎゅっと詰まった楽曲だといえるだろう。疾走感と爆迫力の高い硬質なバンドサウンドの上で、ドスの効いた歌声で漢感溢れる言葉たちを歌い上げる。
コーラスの小気味よさや、ギターソロがたっぷりと取られているというのも、この楽曲がライブの定番曲といえるだけのパワーを放つ一因だろう。コーラスは一緒に声をあげたくなるし、ギターソロタイムには思わずダイブしたくなったり踊りたくなったりするはずだ。
この7月・8月にはワンマンライブも開催予定だという彼ら。「このような状況でどうなるかわからないが、ぜひ注目してもらいたいです」と語っている。
もちろん音源も素晴らしいが、彼らのサウンドは直接体感した方がより何倍も響いてくる。無事にライブが開催される運びとなった際には、是非足を運んで体感してもらいたい。
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【ライブ情報】
『匕首蝮ワンマン博打!!首都単独』
日程:2020年 7月 25日(土曜日)
会場:新宿 レッドクロス
開場 17時30分 / 開演 18時00分 前売 3,000円 ドリンク代別途
『匕首蝮ワンマン博打!!古都単独』
日程:2020年 8月30日(日曜日)
会場:京都磔磔
開場 17時30分 / 開演 18時00分 前売 3,000円 ドリンク代別途