横浜・東京をメインに活動しているシンガーソングライター、中島彩歌。
幼い頃、SPEEDにあこがれ歌とダンスをはじめ、その後YUIやaikoなどに影響を受け、シンガーソングライターへの道を目指すようになった。
音楽的な特徴は、着飾った言葉ではなく、誰かが言いたくても言えないような、リアルで力のこもった言葉を発信するところにある。もともとは「綺麗な曲」「美しい曲」という評価をもらう曲が多かったという。
しかし「本当の私はそんなんじゃない。自分の心はもっとざらざらしているし、悪口ばっかり言っている」という思いから、もっと素直な気持ちを届けたいと思うようになった。そうして出来上がったのが今のスタイルだ。
今までに出会った男性たちがいわゆる「クソ」で、そんな人たちとの付き合いがあったことも今のスタイルの一因。その出会いがあったからこそ、言いたいことも言えずに生きている女性たちの代弁者たり得ている。
今の時代、言いたいことも言えずに生きている人はたくさんいる。そんな今の時代の世直しとして、音楽活動を行っている部分もあるのだ。
もちろんその世界観は歌詞に色濃く反映されているので、歌詞をじっくり堪能しながら楽曲を聞くことで、より彼女の芯に触れることが出来るだろう。
2019年11月には4年ぶりのワンマンライブを開催。
こういった存在は、今の時代には間違いなく貴重で、必要だ。
・中島彩歌 – ケドソレデモ
チル感のある大人なムードのHipHopやR&Bのようなトラックに載せて「今どきの男って道路側歩く習慣ってないの?」「あんたのために頑張って彼女はヒール履いてんの」「あんたのために頑張って新しい服買ってんの」「そんなこと気づかないの?」と男性に向けた辛辣な言葉を放つ。ただ「ケドソレデモ男ガスキ」という締めのフレーズがある分、男性が聞いても救いがないわけではない。まさに自身が言うように、世直し的な楽曲だといえるだろう。多くの男性は、もっと普段から彼女や奥さんに目を向けてみようと感じるはずだ。
歌詞はそんな風に、男性にしてみればハードな内容となっているが、トラックやメロディーは実に気持ちが良く、ノレる。歌詞だけではなく、じっくりと音世界にも浸りたいナンバーだ。
・中島彩歌 – まだなんもできてない
かき鳴らされるアコースティックギターのサウンドが特徴的なこの楽曲。バンドサウンドがベースとなっていて、全体的に力強さを感じる音作りだ。それでいてメロディーはとても耳なじみが良い。日本の音楽市場ではとかくポップなメロディーが求められている。だから必然的に、日本の音楽にはポップなものが多くなる。そんな激戦といえる日本の音楽のメロディーと比べても、全く引けを取らないくらいメロディーセンスを感じる音運びをしている曲だ。それでいて特徴的なメロディーでもある。特にサビ部分の「まだなんもできてない」というフレーズ。「い」の言葉でぐっと音が上がりファルセットになる部分は、なかなか他では見られないセンスだといえるだろう。
歌詞はまさにタイトル通り「中身のないまま歳を食った大人になりたいのか?なりたくないだろう」と、まだ何もできない人を奮い立たせるような内容となっている。
今後は全国でライブができるくらいにお客さんを集めたい、ライブに来てくれる人を増やしていきたいと語る。まずは1月26日・27日に行われるライブに注目だ。
女性には「世の中に言いづらいことがあったら私が代わりに言ってあげるからメールしてね。曲を作って代弁します。」というコメントももらっている。実際にメールやDMを送ってみるのも良いだろう。そうしてますます言葉の力を強めて、彼女は進んでいく。
【公式HP】 http://nakashimaayaka.net/
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荒牧リョウ / 中島彩歌 / 古木衆 / and more..
1/27(月)
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和泉まみ / 伊禮恵 / 中島彩歌 / 向江陽
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