東京の下北沢発、淡く鋭利なサウンドに文学的な歌詞を溶かし、繊細な世界観を生み出すロックバンド、故に、零れる(ゆえに、こぼれる)。

 

大学の軽音サークルをきっかけに結成されて2018年2月に活動を開始した彼らは、

オルタナティブロックやポストロックなどのジャンルの要素を取り入れたサウンドと確かなテクニックに裏打ちされたライブパフォーマンスによって着実に注目度を高めてきた。


下北沢を中心にコンスタントなライブ活動を行う一方で、2019年には1stE.P.「水面下」をリリース。

その収録曲からこれまでに2曲のMVを公開し、双方とも再生数が10,000回を突破するなど、インディーズバンドシーンでじわじわと話題を呼んでいる。


2020年代の邦楽ロックシーンを観ていく上で、特に注目すべきバンドのひとつだ。




・故に、零れる「凪」Official Music Video 




故に、零れるの代表曲のひとつ「凪」は、叙情的な詞世界とセンチメンタルなサウンド、ハイトーンボイスで魅せる透明感のあるボーカルが緻密なバランスで一体化したナンバーだ。
クリーンアルペジオと切れ味のいいコードワークを見せるギター、緩急豊かでタイトなグルーヴを見せるリズム隊、ときに優しく、ときに一抹の不穏さを見せるピアノサウンドがそれぞれ絡み合って、王道の邦楽ポストロックサウンドの中にも新鮮な色合いを描いている。
故に、零れるのバンドとしての個性を見せる一曲として、まず聴いてみてほしい。




・故に、零れる「藍色に染まる」Official Music Video 




バンド初のMVとして公開された「藍色に染まる」は、オルタナティブロック的な疾走感やアグレッシブさがより強調されたキラーチューンに仕上がっている。
初期衝動的な激情と絶妙なバランス感覚のアンサンブルが並び立っていて、既に完成された世界観を放っているのが印象的だ。
シンプルで洗練されたMVも楽曲の持つ藍色の空気感をより際立たせていて、攻撃的で鮮烈なロックナンバーとして必見の一作だ。



始動からわずか2年ほどでバンドとしての個性を確立し、一歩一歩確実に活動を前進させながら話題を呼んでいる故に、零れる。 

新音源の制作やワンマンライブ開催など新たな目標も掲げているそうで、ますます進化を遂げていく彼らのこれからの歩みに期待が高まる。
今後も下北沢を中心に多くのライブ出演が決定しており、4月には邦ロック界注目のニューカマーが集うイベント「KNOCKOUT FES」にも出演が決まっている彼ら。ぜひ会場に足を運んで、ライブバンドとしての彼らの熱量をダイレクトに受け取ってみてほしい。
故に、零れるの最新のライブ情報は、公式Twitterなどから要チェックだ。




【Twitter】@yueni_Official


【イベント情報】 

2020.2.20 下北沢LIVE HOLIC
2020.3.9  下北沢LIVE HOLIC
2020.3.9  下北沢近松
2020.4.12 下北沢KNOCKOUT FES