1999年生まれ、岡山県出身のシンガーソングライター、久保詩音。

16歳の時に父の影響で音楽をはじめ、これまでに3枚のミニアルバムをリリース。2ndミニアルバム「勿忘草」、そして最新のCDとなる3枚目のミニアルバム「アラベスク」はタワーレコード渋谷店タワクルコーナーにて取り扱いされた。

2019年には、「U-FRET×クロサワ楽器『ギタ女オーディション』」においてグランプリに輝く。優勝賞品としてMartin D-28を獲得した。

やや低めの中音域から伸びてくる歌声の持ち主で、視覚的な歌詞が特徴的だ。リアルにその時々に自分が感じていたことを歌詞に起こすこともあれば、主人公を用意して物語を描くように歌詞を書くこともある。そのどちらのスタイルで書いていても、歌詞から画が浮かぶような表現をしているので、文学好きにもハマるだろう。ライブにおいてはそんな歌詞の世界観が憑依したような感情的なパフォーマンスを披露するシーンも見られ、ライブにも注目が集まる。

最新ミニアルバムの「アラベスク」は、前述のタワーレコード渋谷店タワクルコーナーにおいて、2020年2月現在で4か月連続ランクインを続けている。さらに5月にはバンド編成にて「HUG ROCK FESTIVAL 2020 GW」するなど、ますます勢いに乗る彼女から目が離せない。




・久保詩音 – 18歳 (「アラベスク」トレーラーより) 




2019年10月7日に発売された最新ミニアルバム「アラベスク」のトレーラーより、1曲目「18歳」を紹介。0:12~0:41で聴くことが出来るのが、18歳だ。 

18歳を作詞作曲したのは、自身が18歳の頃。その時に抱いていた「好きなことをして生きていきたい」「でも自分の進んでいる道が合っているのかわからなくて不安になる」という葛藤を歌にした曲だ。

18歳といえばちょうど進路を決定しないといけないころ。そしてこの頃の選択は、のちの人生に多大な影響を与えることが多い。当然それは自分たちでもわかっているから、強い葛藤を抱えてしまうだろう。

そんな風に「葛藤している同世代の人に共感してもらえると嬉しい」と本人は語っているが、18歳前後の人の感情とも間違いなくリンクするし、人とは違う道を歩き続けるもっと大人の人とも強くリンクする曲だといえる。




・久保詩音 – 低体温のせい (「アラベスク」トレーラーより) 




同じく最新ミニアルバム「アラベスク」のトレーラーより、4曲目「低体温のせい」を紹介。2:03~3:00過ぎまでで聴くことが出来る。

「低体温のせい」は、平熱が34度の女の子が主人公の物語だ。「自身の体温が低いから、人の体温を感じ取ってしまう」という世界観の失恋ソングになっている。

切ない歌声とそれを補助するような、隙間が多めのセンチメンタルなサウンドが切なさを倍増させている、心にチクリと刺さる一曲だ。

特にサビの歌詞は「ならではの世界観」で「ならではの切なさ」が表現されているので、しっかりと聞いてもらいたい。



「2020年は音楽に集中する年であり、いろいろなオーディションに挑戦していきたい」という彼女。そんな中で開かれるライブには要注目だ。 

自身、ライブの雰囲気作りにはこだわっていて、一人で行っても落ち着いて楽しめるようにしているというから、一人で参戦してみるのもありだろう。




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