“シンガーソングギタリスト”、カホリ。 

作詞・作曲を行うシンガーソングライターでありながら、サイドにもリードにもワイルドなエレキギターをかき鳴らし、ベースも弾きこなす。さらに、打込みトラック(DTM)などもすべて1人でこなし、ライブではバンドサウンドを1人だけで表現する『ひとりバンド』スタイルを貫く。

両親が若い頃バンドをやっており、父がベースで、母がキーボード。さらにビートルズも好きだというカホリの音楽には、古き良きロックンロールの香りと現代的な音楽の香りが絶妙なバランスでミックスされる。歌詞での『メガネ』『カレーうどん』『渋谷』『ヘアバンド』『ヒロイン』といった独特で身近なテーマも、その独特のバランス感をより個性的なものにしているといえるだろう。

中学生時代から多数のコンテストでグランプリやベストギタリスト賞などを受賞するなど、そのギタースキルへの評価も高い。『Mr.MOMIJI BAND』のギタリストとしても活動しており、2018年には同バンドで『FUJI ROCK FESTIVAL』にも出演。

今後の音楽シーンにおいて、目が離せない存在の一人だ。




・TAIDOU! 【MV】/ カホリ 




2020年1月に配信リリースされた楽曲『TAIDOU!』。 

現代的なダンスロック感と、古き良きロックンロールサウンドを融合させたようなサウンド。ラップ調のメロディーライン。≪眺めるストーリー ありきたりでboring≫≪気になる シティボーイ オシャレ気取りで真っ赤なリーボック≫といった現代的で、距離の近さを感じるワードセンス。どこをとっても“最新で最高で、でも懐かしさが感じられる”という彼女の音楽の魅力が詰まっている。

若者は勿論のこと、ある程度の大人にとっても居心地が良く、そのかっこよさに引き付けられるであろうこの音楽は、全年齢型の音楽だといえるだろう。




・What is Ai? 【MVフルバージョン】 




2019年8月に配信限定リリースしたシングル『What is Ai?』。 

冒頭からスライドギターの音色がクールなこの楽曲は、ブルース感が強めに香ってくる1曲。しかしまんまブルースというわけではなく、メロディーラインは比較的にキャッチー。特にサビでの広がり感のある音運びは、心地よい。それでいて全体的にブルースの気だるさは失われておらず、『TAIDOU!』とは感触こそ違っていながら、やはり懐かしさと最新な最高さを織り交ぜたような1曲だ。

2分50秒以降の展開や4分以降に入ってくるキレのある鍵盤の音色も、ジャムバンドを思わせる様で面白い。このままずっと演奏が続いてほしいと思ってしまう。




・WashYourHands!!【2020 vs COVID-19 ver.】/ カホリ feat.Mr.MOMIJI BAMD



 

2017年5月にCD/配信でリリースされたファーストアルバム『おいしいロックひとりじめ』にも収録されていた楽曲『WashYourHands!!』を、Mr.MOMIJI BAMDのみんなとファンキーにアレンジしたというこのバージョン。 

冒頭のビート感から黒くファンキーな匂いが全開。HIPHOPのビートにサンプリングされるところまでイメージできるサウンド感だ。サビのメロディーラインも極めてファンキーで、聴いているとそのノリの良さに思わず身体を揺らしてしまうだろう。

そんな1曲だが、この楽曲では彼女のキレのあるギターソロが比較的に長めに鳴り響く。スキルを要するフレージングだけではなくグルーヴ感の高さや歪みの音作りも抜群で、思わず聞きほれてしまう。この楽曲を聴けば、ソングライターとしてだけではなく、ギタリストとしての彼女の質の高さも十分すぎるほどに伝わるはずだ。



『ひとりバンド』スタイルというのも一つの特徴である彼女だが、「オケを作ることに時間がかかってきて、ギターの練習など時間が割けなくなったという問題もでてきてしまった」こともあり、今後はバンドやユニットでの活動も増えていく予定とのこと。 

彼女の音は、やはり是非生で堪能してもらいたい音だ。SNSなどでその情報を追いかけ続け、是非直接体感していただきたい。きっと気が付けばギターを触りたくなる、弾いてみたいと思うようになるはずだ。




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