新潟県新潟市出身のシンガーソングライター、小野雄大。


弾き語りライブを中心に東京都内のライブハウスで活動を展開し、2016年6月、1stアルバム『魔法みたいな』を発表。


2020年6月にはソロとして初めてのバンド編成による全国流通盤フルアルバム『素粒子たち』をリリース。

同年11月には新潟県上越市にある日本最古級の映画館『高田世界館』にてワンマン配信ライブ“IMARGINE”を実施。


温かみのある人間的な歌声と、優しくも力強いメロディーライン。さらには生活に密接な歌詞が、リスナーの胸を震わせる。




・小野雄大 [MV] ロードムービー



全国流通盤1stフルアルバム『素粒子たち』に収録されている楽曲『ロードムービー』。


「20代後半から30代に近づくにあたって作った楽曲。それぞれの時間や生活があって、自然に会わなくなってしまった友人など、みんなそれぞれの人生を歩んでいく。“でも、だからこそたまには会いたいよね”という思いなどを人間的に歌った楽曲」とコメントをくれた1曲だ。


さらに「誰しもにターニングポイントがある。それは進学や就職だったり、結婚だったり。自分自身も20代で過ごした出会いや別れ、サラリーマンをやめようかどうかと悩んだ時期があったりして、それらが大きな影響を与えている」と話す。


そんな自身の言葉通り、ここには懐かしさと居心地の良さ、さらには現実感が同居している。聴けばきっと、昔の友達に会いたくなったり、心の奥に確かにある青春を覗いてみたくなったりするはず。


心の想いを吐露するような前半の歌唱に対して、後半は「いつからこうなったんだろう」というような歌詞から一気に歌唱も音楽も動いていく。静かな前半からグルーヴ感を感じる後半というその展開もまた、心を刺激する一因だ。


・君の追い風 (live at 高田世界館)



日本最古級の映画館である『高田世界館』にて行われた小野雄大初の弾き語り生配信ライブ“IMARGINE”から、楽曲『君の追い風』のパフォーマンス映像。


「結果としてこのライブは大好評で、翌年には、高田世界館をファイナルとしたIMARGINEツアーを実施するに至った。この曲が持つエールを送るような歌詞も相まって、『励まされた』『この曲を聴いて生で聴きたいと思ってきました』といってもらえることもある。そういった声を聴いて『やっててよかったなぁ』と感じることも多い。そんな言葉に、自身も支えられている」と話すように、自身にとってもリスナーにとっても大きな意味を持つ楽曲・ライブだ。


そんな同曲では、≪僕は君の追い風 背中を押していたい≫と歌う優しい歌詞や、感情の乗った歌声が聴く人それぞれに共鳴する。ノスタルジックな田園風景やドラマチックなライティングも相まって、このライブバージョンではさらにその共鳴力が上がっているといえるだろう。


この楽曲に励まされる人、背中を支えてもらえたと感じる人がたくさんいても、何も不思議なことはない。

心が弱った時、是非ここに帰ってきていただきたい。そんな、誰かにとっての“居場所”のような1曲だ。


・エブリシング - 小野雄大[MV]



2020年3月にマスタリングが完了した楽曲『エブリシング』。


自身初の全国流通に先立ってMVの公開を予定していたが、直前にコロナ禍になりMVの撮影ができない状況に。そのため、作品に関わってくれたメンバーたちとのZoomでの会話映像を全編使用したMVに急遽予定を変更した。「活動を止めるのではなく、できることで進んでいくという部分にも、自分らしさがでている」と話してくれたMVにも注目の1曲だ。


サウンド的には牧歌的なブルース感のある雰囲気が強く、歌詞も明るい。歌声もそんな歌詞やサウンドとリンクするように温かみを増し、聴いているとなんだか楽しい気持ちに、前向きな気持ちになれる。


コロナ禍の前にできあがった楽曲ではあるが、偶然にもコロナ禍に対して立ち向かっていくような意味合いも持つ楽曲となっているのがポイントだ。




「今年はリリースをたくさんできたらいいなぁと思っている。5月にも『素粒子たち』のメンバーでレコーディングが決まっており、その後にも色々計画中。また、ライブもいい状態で実施できている」という彼。


さらに「まだまだ行けていない場所もあるので、今後はどんどんライブで全国を周り、いろいろな人に自身の音楽を届けたい。どこまでも人間らしく自分らしく、取り組んでいきたい」とのコメントももらっているから、この先がますます楽しみになる。


きっとこの先その音楽は、さらにたくさんの人の胸を震わせていくことだろう。

もっともっと多くの人に聴かれるべき音楽であることは間違いない。


是非、チェックしておいていただきたいミュージシャンの一人だ。



【リリース情報】


2022年7月4日(月)に、小野雄大初のライブレコーディングアルバム『繡-nui-』のリリースが決定。


本作は、2021年12月1日(水)に三軒茶屋GrapeFruitMoonで行われたライブ[繡-nui-]を全編収録したもの。
ピアノやエレキギターの音とともに、当日の空気感がそのままに閉じ込められている。

「音と音を”ぬいあわせる”。線は模様になりあたらしくなる」
というコンセプトのもと、ピアノに杉本亮、ギターにたすくを迎えた演奏となっており、ライブ当日の曲順もそのままセットリスト通りとなるため、実際にライブを観ているかのような音の唸りも必聴。

録音・ミックスエンジニアは飯塚晃弘、マスタリング は風間萌(studio Chatri)のタッグにより、最高音質のライブ音源となっている。

CDでは2枚組の発売となり、同時に各種サブスクリプションでも配信予定となっている。

リリースに先立ち、6月9日(木)にはアンコール2曲を含めた全17曲の中から、『静寂の海』が先行配信されている。

更にアルバムリリース日となる7月4日(月)には
三軒茶屋GrapeFruitMoonにて、『繡-nui-』編成での小野雄大ワンマンライブの開催が決定している。



『繡-nui-』
DISC 1
1.ミイラ
2.君は夏の通り雨
3.nylon
4.三日月
5.陽炎
6.帆船
7.おれがまぬけだったころ

DISC 2
1.わがままなからだ
2.あざらし
3.晴れ待ち
4.月面基地
5.ロードムービー
6.君の追い風
7.静寂の海
8.はりぼて
9.東京
10.ひかりのなかへ

全17曲
¥2,500(税別)/ DFYF-0222

[発売元]DRAGONFRUIT