“よわむしピップポップ”をテーマに音を鳴らすアーティスト、zubico。

ポップでありながらどこか心の隙間に刺さる雰囲気のあるトラックに、誰もが抱える不安定な気持ちや想いを乗せて歌う彼女。トラックの浮遊感やリリックの入れ方はHIPHOPのそれだが、その裏には歌心が感じられる。
元々はこうしたHIPHOP調の音楽ではなく、弾き語りで音楽を鳴らしていたという。実際彼女のYouTubeチャンネル上には、「きのこ帝国」や「ずっと真夜中でいいのに。」などの楽曲を弾き語りする映像がアップされている。
弾き語りを始めたのは、専門学校に通っていた時に先生に勧められたから。その形でそのまま2年間活動していたが、どこか「楽曲の完成系だとは思えなかった」という。その後打ち込みを始め、次第に音楽の趣味もそっちによっていき、トラックメーカーとしても活動するように。
やや鼻にかかったような声質で、しなやかで柔らかい歌を聴かせる彼女。そんな歌声やトラックのムード、あるいは弾き語り時のギターサウンドなど、どこをとっても心をほのかに照らしてくれるムードがあるのが一つの特徴だ。日々の中で色々な感情がひしめき合い、心が疲れてしまったとき、彼女の音楽が支えになってくれるだろう。




・zubico – Stay you 




チル度の高い、ドリームポップ的浮遊感を醸し出すトラックに乗せて、≪携帯のバイブ/光るクロック/真っ先に探す/履歴の最終≫≪昨日に散布/フラグを回収/やっぱり優秀/君はデキる≫と適度に韻を踏みながら、恋する相手からの連絡に一喜一憂する愛らしいシーンを描いている。そんなこの楽曲は、サビで一気にポップ度が増していく。 

持ち前の歌心を存分に発揮するサビのメロディーは極めてキャッチーで、HIPHOPとPOPSをうまく織り交ぜられている印象がある。特に≪君の瞳/僕はとろり≫≪溶けちゃうミラージュ/のような≫という部分はそれが顕著。「溶けちゃうミラージュ」のメロディーはまさに歌物のそれだが、「君の瞳/僕はとろり」という部分ではしっかり音を重ね、「ミラージュ」に続く「のような」というフレーズの入れ方も実にHIPHOP的。
HIPHOP好きにもPOPS好きにも両方に刺さるバランス感覚がある一曲だといえるだろう。



大谷奈央としての活動は2020年3月いっぱいで終了となり、それ以降は新たに「zubico」として活動していくという。3月9日にはそんなzubico名義で1stEP「透明人間」をリリースし、前に進む準備は万端。「HAG ROCK FESTVIAL2020 GW」にも同名義で出演予定など、これからの活動にますます期待が高まるアーティストだ。 




【Twitter】https://twitter.com/70_n_ao?s=20


【Instagram】https://www.instagram.com/70_n_ao/?hl=ja


【ライブ情報】 

2020/04/08 渋谷gee-ge.
2020/04/17 下北沢MOSAiC
2020/04/23 吉祥寺SHUFFLE
2020/05/06 ハグロック
2020/07/11 zubico×久保詩音 ツーマンライブ 原宿ストロボカフェ


【リリース情報】 



zubico 1st EP 「透明人間」 


01.intro 

02.透明フード
03.空fool


songs lyric,music : zubico 

recording : Ryoma Murakami,zubico
photo & design : Yuki Yamazaki


¥1000(tax in)