関西を中心にし、名古屋や関東にも活動の幅を広げているシンガーソングライター、金谷好益(かなや よしみ)。 

自身で自身のジャンルを「激情的フォークロック」と表現する彼女だが、その言葉はいい得て妙だ。ギター1本をかき鳴らしながら、叫びにも似た感情的な歌声を届けている。難解な言葉や表現で世界感を表現するのではなく、日常的な言葉を中心に構成される楽曲は、そんな感情的な音楽をより心に届くようにしているといえるだろう。
2012年4月28日心斎橋 AtlantiQsにて開催されたスリーマンライブでは、金谷好益と「森ミキ」、「田中千尋」の3名で動員140人を達成。翌2013年、タワーレコード難波店で限定発売された2ndシングル「あしたへ向かう」は、発売週インディーズチャート5位を獲得した。
以降もミニアルバム、アルバムをリリースし、2019年4月には3rdミニアルバム「架け橋を渡ったその先に」を発売。同年同月、全国6ヶ所を回るツーマンツアーも決行した。さらに、翌5月~9月までもリリースツアーを行うなど、ライブ活動にも積極的。
2020年さらなる活躍が期待されるアーティストの一人だ。




・金谷好益 – 架け橋を渡る 




ギター1本をかき鳴らしながら、感情的な歌声を響かせる。そんな彼女の代名詞ともいえる表現方法がまっすぐに炸裂しているのが、この「架け橋を渡る」という楽曲。2019年4月に発売された3rdミニアルバム「架け橋を渡ったその先に」に収録されている1曲だ。 

楽曲全体としては感謝を伝えるような曲となっていて、「毎回ライブでやっている人気の楽曲なので楽しんで聞いて欲しいです。」と、本人は言う。
ギターの音色、一つ一つの言葉を丁寧に紡ぐ歌声、どれをとっても激情的といえるこの曲だが、中でも特に感情を刺激されるのは≪長くて大きい橋を渡っている途中≫と歌うサビ部分だ。
≪長くて≫の部分で強く伸びていく太い歌声に耳と心を奪われ、≪橋を渡っている途中≫の部分では、まるで泣いているようにも聞こえるその声質に、やはり耳も心も奪われる。




・金谷好益 – 真昼の月 




ギターとピアノによって彩られているこの楽曲。こちらも3rdミニアルバム「架け橋を渡ったその先に」に収録されている曲だ。 

この曲は、しばらくほとんどアカペラで歌唱するパートが続くのが印象的。時おりギターのアルペジオ音やすごく小さな音が入ったりもするが、ほぼほぼアカペラだといっていいだろう。そんな静寂の中での歌声でも、やはり響いてくる声は感情的。時にウィスパー気味に歌われたりもするが、それでも感情的に聞こえてくるところに、声の強さを感じる。
またこの楽曲は、サウンドの緩急も特徴的だ。小さく穏やかに抑えられている部分と、ピアノとギターが一気に爆発するような部分があり、その二つの差が非常に激しい。そんなサウンドの強弱もまた、楽曲を感情的に構成している要素の一つだといえる。



「一度行った場所にもまた帰れるように縁を大事にしていきたい」という彼女。さらに2020年は「新たな音源をお届けできるように制作を進めていきたい」という思いもある。」という思いもある。 

新しいアルバムも、それを引っ提げてのリリースツアーも、SNSでは随時最新情報が発表されるだろう。TwitterやHPをしっかりチェックしておこう。




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