“しっかり者だけどおこりんぼ”なカノンと、“マイペースなのんびり屋さん”潤という二人のクラウン(道化師)によるコンビ、オーバートーン。
元々はそれぞれでクラウンとして活動していた二人がコンビを組み、2006年に結成。それぞれに楽器演奏を得意とし、ファニーでコミカルな動きとリンクしたような多彩な音楽ネタで、見る人の気持ちを豊かにさせる。
2010年にはカナダのWCA(クラウンの世界大会)にて、銀・銅合わせて4部門受賞。さらに2016年には 24時間テレビ「THUNAGU交響楽団」において中島みゆき“糸”を演奏。2019年にもふくやま大道芸にて「ストリート賞」「みろくの里賞」W受賞するなど、国内外で高い評価を集めている。
楽曲もオリジナルにこだわり自分たちで制作。作曲を担当しているのは潤だ。
そんなオーバートーンの代表的武器といえるのが「走るピアノ」。自転車にピアノが付けられたような構造の走るピアノを実際に走らせながらパフォーマンスを展開。ステージでも街でもどこでも動きながらのパフォーマンスを可能にするその機動力、そして他に類を見ない見た目のインパクトで、見るものを一気にオーバートーンの世界に引きずり込んでいる。
テーマパークにショッピングセンター、幼稚園・保育園、さらに結婚式の余興や芸術鑑賞会にも呼ばれたりするというオーバートーン。“「走るピアノ」に乗って、日本一周する”という目標を叶えるべく、舞台の幅を狭めず積極的に活動中だ。
・オーバートーン の「走るピアノ」PV 3min 一般公開用
2018年7月1日から8月14日までで行われたクラウドファンディングによって完成したという「走るピアノ」。そんな走るピアノを使ったパフォーマンスの、プロモーションビデオだ。
走るピアノの後ろで三輪車に乗った潤が鍵盤ハーモニカを鳴らしたり、走るピアノの取り合いっこをしてみたりと、自身たちでも謳っているように、まさしく“トムとジェリーの実写版”のような掛け合いを見せ、お客さんを沸かしている様子が確認できる。
走るピアノの上でピアノを弾くカノンの、スキルの高さにも注目だ。走っている自転車の上でも、難なく高速のフレーズを弾きこなしている。
・オーバートーン 作品ダイジェスト 4min30sec Ver.
「すぽっと。」「きらっきらぼし」「街角せんせーしょん」「音楽箱」「らっぱっぱラプソディ」という5つの作品からのダイジェスト映像。
音と照明をうまくリンクさせて笑いを誘う「すぽっと。」。ピアノ周りのどたばたアクションに引き込まれる「きらっきらぼし」。古き良きコントのような動きで爆笑を巻き起こす「街角せんせーしょん」。ノリノリな音楽と笑いのマッチングが心地よい「音楽箱」。そして質の高い連弾を聴かせる「らっぱっぱラプソディ」と、この映像を見ればオーバートーンには性質の異なる作品が多数あるのだということが分かるだろう。
・ふくやま大道芸2019 オーバートーン ロービング
ふくやま大道芸2019における、オーバートーンのパフォーマンス映像。ロービングとは街や施設内などを練り歩きながら行う回遊型パフォーマンスのこと。オーバートーンは街中でパフォーマンスを披露している。
走るピアノやそこにつけられたミニドラムセットのようなもの、そして可愛らしくも響きの良いサウンドを鳴らす潤のラッパを駆使したパフォーマンスは、街行く人の足を止めている。見ている人を巻き込む煽りもうまく、改めてパフォーマンス力の高さを感じさせられる映像だ。
クラウンとしてのパフォーマンス力に加えて、音楽という大きな武器があるオーバートーン。小さな子供からお年寄りまで幅広い年代に愛される存在であることは間違いない。
そのパフォーマンスは今後どんどん全国各地にいきわたるようになり、日本全体を明るくしていってくれることだろう。
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