日本を代表する音楽家の一人といっても過言ではないシンガーソングライター、堂島孝平。 

1995年18才でのメジャーデビュー以降、これまでに18枚のオリジナルアルバムをリリース。さらにシンガーソングライターとしてのソロ活動だけではなく、「堂島孝平×A.C.E.」や「堂島孝平楽団」といったバンド形式でも活動している。また、KinKi KidsやSexy Zone、藤井隆に椿鬼奴、Negicco、坂本真綾などといった数多のアーティストへの楽曲提供・サウンドプロデュースは特に有名だ。
その音楽に共通して言えるのは、突き抜けたポップセンスが軸にあること。提供楽曲、KinKi Kids「カナシミ ブルー」では暗さを覚えるムードの中で極めてキャッチーなメロディーを聞かせているし、椿鬼奴「運命のリビルド」のようにアニソン然とした爆発力あるサウンドの中でも、アニソン感を喪失させないまま極めてポップなメロディーを鳴らしている。そんなポップセンスが、今あるいはこれから鳴らされるJ-POPという音楽の礎の一つとなっていることは間違いない。
パーソナルな部分でいえば、「サンフレッチェ広島」の熱心なサポーターというのが一つの特徴。同チームのマスコット「サンチェくん」のテーマ曲「サンチェたいそう」まで制作し、2017年にそれがサンフレッチェ広島オフィシャル・ソングとして採用されている。
2020年には活動25周年に突入。これからの動きにますます注目度が高まっている音楽家だ。




・堂島孝平 / 頬 




2019年8月7日に配信シングルとしてリリースされた1曲。 

跳ね感のあるアコースティックギターと現代的なバンドサウンドがマッチした独特の浮遊感を抱く1曲。もちろんメロディーには彼特有の極めてポップな響きがあるが、そんな独特の浮遊感あるサウンドは、J-POP的なサウンドというよりかは、よりコアなサウンドに聴こえ、それがなんとも言えない面白いバランスを生み出している。
ポップな音楽しか普段聴かないという層にも、もっとコアな、インディー感のある音楽が好きという人にも、どんな層にも届きうる楽曲だ。




・堂島孝平 with 竹内アンナ / やや群青 




2019年11月にリリースされたばかりの18枚目のオリジナルアルバム「BLUE FANTASIA」に収録されている1曲。98年4月生まれの若きシンガーソングライター「竹内アンナ」をゲストボーカルに迎えている楽曲で、堂島の優しい歌声と竹内のチル感の強い歌声との相性が抜群で、聴いていて気持ちが良い。 

この楽曲もやはりメロディーは突き抜けてポップ。特にサビのメロディーには圧巻のキャッチーさがあり、思わず歌いたくなってしまうだろう。メロディーだけでなく全体のサウンドまでどこかポップに仕上がっているというのも、この楽曲の一つの特徴だ。




・堂島孝平 / 亡霊 




同じくニューアルバム「BLUE FANTASIA」からの楽曲。“スーパーJ-POPユニット”ONIGAWARAの斉藤伸也をアレンジャーとして迎えた曲で、堂島の持つポップセンスと斉藤の持つポップセンスが見事に融合し、抜群にポップでありながらもハードな雰囲気もあるというなんとも言えないムードの1曲となっている。 

イヤホンで聴くと、色々な音が四方八方から鳴っているというのもポイント。散りばめられているそのサウンドはもはやおもちゃ箱のようだ。そんな風に色々な音が散りばめられているのに、全くうるささを覚えないところに両名のポップセンスの高さが感じられる。



本来であればこの25周年イヤーには4月にバンド編成でのリリースツアー「Feeling BLUE FANTASIA」が予定されていた。しかしそれも新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされてしまった。 

ただそれでもそれで彼の音楽が止むことはなく、これからもほとんどの日本人が“グッドメロディー”だと感じるような楽曲をたくさん生んでくれることだろう。そんなこれからの彼の活動はTwitterやInstagram、HPなどでしっかりと追いかけていこう。




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