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SAM 楽曲・MVでもいかんなく魅力を発揮する押韻の伝道師

SAM 楽曲・MVでもいかんなく魅力を発揮する押韻の伝道師

「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回はSAMの登場です。


栃木県出身のラッパー、SAM。 

かのR-指定に「SAMはライミングが凄いという一つ抜きんでたスキルがある」と言わしめるほどの押韻スキルを持ち、数々のMCバトルにて優勝を経験。

2019年まではバトルと音源の活動を両立してきたが、2019年SAM:作品を出し易くなった。出したい!と思ったらすぐ楽曲を出せる環境ができました。書けなくなったらいろんな経験をして、インプットしています。夏の「戦極MCBATTLE第20章」(豊洲PiT)での優勝を機にMVなどの創作活動の方に傾倒していった。もちろんこの2020年も創作活動には熱心で、毎月1本MVのアップロードを行っている。

そんな彼に話を聞こうとすると、ブルーベリージュースを飲みながら快く答えてくれた。




―2020年3月31日・4月7日にはフリースタイルダンジョンにも出演。オファーを受けた理由について伺った。 


SAM:戦極20章の優勝賞金が出て、IDと焼肉へ行きました。賞金でIDにご馳走したんですが、高い皿を散々頼み、そのうち半分くらいを残したんです。その恨みを晴らすために一緒にダンジョンに出演しようと思いました!笑




―そんなIDさんとの関係については以下のように語っている。 


SAM:池袋のサイファーで出会い、それから仲良くなりました。戦極19章やフリースタイルダンジョンでチーム組んだりもしました。仲がいいから安心できる仲間ですね。




―最後にラップを始めたきっかけについて訊ねてみる。 


SAM:「人生に紆余曲折があって、人生を変えたいと思い、5000円だけ持って千葉へ行きました。そこで日払いのバイトをしながら資金を貯めて、栃木に行ったんです。で、栃木でラップを始めました。会社の同い年でサイファーやフリースタイルを始めたのがきっかけです。」「ラップをやり、人生が変わった。好きなことを毎日やれているということが幸せ。これをやっていなかったらどうなっていたか、全く想像がつかないんですが、今が楽しいなと思います。」




以前にカワサキのゼファーに乗っており、次にほしいものはバイクだという彼。 

高いライミングスキルや音楽センスをいかんなく発揮し、楽しみながら自身の道を進んでいく。




・SAM/Days 




2020年3月28日にMVが公開された楽曲「Days」。 

アコースティックギターのジャジーなサウンド・フレーズと小気味よいビートが気持ちの良いこの曲でも、持ち前のライミングスキルを発揮し≪R-1≫≪Verse1≫≪ピーターパン≫と冒頭からバンバン韻を踏んでいく。それでいてフロウにはどこかキャッチーさも感じられて、ヒットチャートに乗るようなラップミュージックしか聞いたことがないというような層からヘッズまで幅広く響きそうな雰囲気を持っているといえる。

またこの曲では、「SAMのラップは聞き取りやすさが抜群」ということにも気が付くだろう。テンポも相まって、字幕なしでも何を言っているのかはっきりと分かるはずだ。




・SAM/STEP 




2020年3月6日にMV公開の楽曲「STEP」。 

「Days」は比較的にキャッチーだったが、この「STEP」は逆にアンダーグラウンド感が漂う1曲。低音を中心としたビート・トラックに合わせるように、ラップもどことなく低い響きで、夜の街で聴きたくなるような雰囲気を放っている。

トラックに音数が少ない楽曲だが、それでていて寂しさを感じさせないのは、やはり言葉の詰め方や声に力や存在感があるからだろう。ライミングスキルに注目されがちだが、それもまたラッパーとしてのSAMの魅力であることは間違いない。




・SAM / Wind Breaker [prod by Fooly&Cooly] 




メロウなサウンドの中にぐっと言葉を詰め込んだ「Wind Breaker」は、2020年1月7日にMV公開となった楽曲。 

詰め込まれているのは≪I am a prayer/I need pen and paper≫≪ボケた頭なら今すぐwake up/夢追ってんのがみっともねーか?≫と、自身の道を進んでいく彼の想いだ。≪鼻歌まじりのadventure≫≪向かい風はまだ強えが≫≪袖を通したwindbreaker≫と、自分の今をそのまま歌詞にしたようなリアルな言葉でありつつも、しっかりと韻を踏んでいるところにらしさが感じられる。

トラックは気持ち良いサウンドでラップも感情全開という雰囲気ではないが、その裏にぐっと高い熱量や意思を感じる、青い炎のような一曲だ。



2020年の展望を聞いてみると「今年も楽しく音楽をやっていけたらなと思っています」と答えてくれた。 

毎月MV発表ということも相まって、今しっかりと追いかけておきたいラッパーの一人であることは間違いない。



【読者に一言】 

ことわざでまとめると「仏の雨宿り」「鬼の膝泣かせ」かなーと。

雨が降る。仏様も雨困る。今悩んでいることも、来年の今頃には別のことを拾って悩んでいると思うんですよ。だから今は、今をしっかり楽しんでいきたいなと思います。


【Twitter】https://twitter.com/SamtaQuench?s=20


【Instagram】https://www.instagram.com/samtaquench



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