インパクトのある楽曲に乗せて鋭く強烈なメッセージを表現するシンガー、HOSHIMI RIKA。


「星美りか」名義でグラビアアイドルやAV女優として芸能界で広く活躍してきた彼女は、

2020年12月に現在のHOSHIMI RIKA名義でアーティストデビューを果たした。

もともと音楽をやりたいという夢があったそうで、トラック制作・楽曲制作を学ぶ学校に通ったという彼女。


DJとして活動する予定がコロナ禍の影響で中止になったりと予想外の出来事もあったものの、

それでも音楽活動の開始に向けて突き進み、「周りに歌う人がいないから自分で歌っちゃえ」

と考えて自らボーカルも手がけるスタイルで始動したという。


音源のマスタリングは音楽をやっている友人に依頼するなど、

現在はセルフプロデュース・セルフマネジメント方式で活動しているそうだ。

メッセージ性と芯の強さを併せ持った独特の音楽世界で魅せる彼女は、

気鋭のクリエイターとして、今後のシーンの中でさらなる躍進が期待されている。




・【MV】KAGEROU / HOSHIMI RIKA(星美りか)【Music Video】



2021年8月にリリースされた最新楽曲「KAGEROU」は、トラック制作にC.KARTERを、

プロデューサーにLORD8ERZを迎えたナンバー。


「痛烈な孤独と共に生きて」 をキャッチコピーに掲げ、

生々しい言葉で孤独やそこから生まれる苦悩が綴られるこの曲では、

ただ辛さを吐露するだけにとどまらず、その感情を強さに変えていく生き様がストーリーを形作っている。


命の温度・熱量から生まれる「陽炎(KAGEROU)」の表現が印象的だ。

アーティストとして進化を続けるHOSHIMI RIKAの最新形として注目しよう。



・【MV】Digital Tatoo /HOSHIMI RIKA(星美りか)【Music Video】



デビュー曲となった「Digital Tatoo」は、過激で仄暗い詞世界とダークな音像によって、自身の生き様を表現した強烈な一曲だ。


タイトルの「Digital Tatoo(デジタルタトゥー)=二度と消すことのできないネット上のプライバシー情報」は

一般的にはネガティブな意味で使われるワードだが、この楽曲の中ではそれが必ずしも後ろ向きなだけものとして

表現されているわけではない。


アダルト界で活躍してきた自身だからこそできる表現。自身だからこそ見せられる生き様。

それを伝えていく決意を示す、半生を振り返るかのようなストーリーソングに仕上がっている。

映像クリエイターの杉浦哲平が手がけた、アグレッシブなMVの映像世界も併せて注目だ。


・【MV】ポルノハブ / HOSHIMI RIKA(星美りか)【Music Video】



大規模アダルトサイトの名前をそのまま楽曲タイトルに冠したショッキングなキラーチューン「ポルノハブ」では、

「無料で見られる女性側の視点から心情を歌う」という、HOSHIMI RIKAでなければできない表現に挑戦している。


無料視聴できる違法アップロード動画が溢れる有名サイトは、

サイトをきっかけに名前を知ってもらえるメリットもある一方で、

無料で見られていては活動も生活も成り立たないという大きなデメリットもある。


アダルト動画の中にいる女性も人間であり、感情や人生があり、身を削って作品を作っている。

そんな事実を強烈なリリックで突きつけるメッセージソングだ。

自身の過去を隠さない、自身の培ってきた経歴があるからこそ可能な世界観作りに挑戦し続ける彼女を

象徴する一曲として、MVと一体になった作品として観てほしい。




自身の生き様そのものを表現テーマに据え、

一切の手加減なしの生々しい描写を用いて作品に昇華してきたHOSHIMI RIKA。

芸能界にいた頃からのファンはもちろん、

女性の音楽ファンからもその強い姿勢への支持や応援が集まっている。


今後も多くのアーティストとのフィーチャリング、バンド編成でのライブ、

さらにはアルバム制作など、より多彩な活動展開を目指しているという彼女。

これからどのような生き様を見せてくれるのか、ますます目が離せない。