Vo.「若宮めめ」、Key.「HiRo」の2名からなるバンド、声にならないよ。
この2020年3月まで活動していたバンド“akane”のメンバーだった両名によって結成。4月18日に始動したばかりのバンドで、5月にはライブ活動をスタートさせる予定だったが、コロナ禍の中でそれも中止に。状況が落ち着くまではライブ活動は控え、制作活動に尽力。さらにSNS等で出来ることを発信している。
ボーカル若宮めめの中性的で透明度の高いボーカルはセンチメンタルな歌詞をよりセンチメンタルに演出し、作曲を担当しバックサウンドも細かく考えるというキーボードHiRoのサウンドは、楽曲を多彩に着色する。ポップでカラフルでありながらも切なくて、愛しい。「声にならないよ」はそんな音を鳴らすバンドだ。
そんな二人の“誰かの声にならない想い”を乗せたサウンドは、早くも注目を集め始めている。
・soundless - 声にならないよ【Music Video】
想いの残る相手がいなくなってしまった。その想いごと、過ごした日々が目の前に残ってしまった。そんな辛く切ない喪失感を歌った1曲「soundless」。
≪こんなに時間が経っても何にも忘れられないや≫≪今更きみの好きな音楽を聴いて/あの時声に出せなかった言葉を代弁していたことに/涙が止まらないや≫と歌うその歌詞には共感する人も多いだろう。
切なさの香る楽曲だが、サウンドは過剰にセンチメンタルになっているわけではないという点もこの曲の特徴。冒頭こそセンチメンタルな響きを聴かせるものの、AメロやBメロはテンポ感もノリが良く、ディレイのかかったギターが楽曲に加速度をプラスする等、爽やかな印象となっている。その流れで突入していくサビにもやはり爽快感がある。「エレキサウンドを多めにして、ライブで映える曲として作った」という曲なので、そんなサウンドに仕上がるのも当然といえば当然。
家で聴く際には切なく聴くことも可能で、ライブで聴く際には盛り上がることも可能。そんな2面性が面白い1曲だ。
楽曲「soundless」は5月8日よりサブスク解禁されており、SpotifyやApple Musicどの各種配信サイトでも配信中。
YouTubeでは概要欄に歌詞もすべて掲載されているので、歌詞を見ながら歌詞とメロディーを同時に覚えることも難しくはないだろう。メロディーが綺麗な楽曲なので、そうして歌詞とメロディーを覚えて家で歌ってみるのも気持ちいいはずだ。
そんな風に楽しみながら、いざライブ活動が再開されるその日を待っていこう。
【HP】https://www.koeninaranaiyo.com/
【Twitter】https://twitter.com/koeninaranaiyo
【リリース情報】
デジタル配信限定リリースsingle「soundless]」
男女の恋、通り過ぎていく日常の喪失感を唄う、誰もが共感する部分があるであろう歌詞に注目の失恋ソングナンバー。2分52秒に詰め込まれた情景は何回視聴しても飽きないことでしょう。