おそらく“世界初”といっても過言ではないと思われる、実の4兄弟からなるバンド、SaToMansion(サトウマンション)。通称、サトマン。

長男、佐藤幸城はベース担当。次男、英樹がドラム。三男、和夫はギター・ボーカル。そして四男、伸之がギター担当となっている。
2015年11月に結成されると、2017年には百獣の王・武井壮氏がナビゲーターを務めるテレビ朝日主催の賞レース「ROAD TO EX 2017」において決勝進出。
2019年からはYouTubeにも力を入れて活動中で、同年3月、縁のある武井壮氏から「チャンネル登録10000人いかなかったら解散」というプロジェクトを授かった。もちろん断るという選択肢もある中で彼らは、「バンドマンが誰もやっていないような挑戦」をすることをメンバーの意思で決め、そんなプロジェクトに挑戦。なかなか結果がついてこないこともある中、研究や工夫を繰り返し、同2019年の12月25日に見事チャンネル登録者10000人を突破した。
そんな勢いそのままに、2020年1月4日には地元岩手二戸市文化会館大ホールにて凱旋ワンマンライブ「南部事変2020」を決行。二戸市と実行委員会を立ち上げ開催したこのライブは満員御礼となり、大成功に終わった。同ライブ映像は現在YouTubeチャンネル上にて無料で全編公開されている(下記参照)ので、要チェック。




・SaToMansion - RUNAWAY BOY 




2016年9月にリリースされた1stアルバム「the room」に収録されている1曲。 

軽快で存在感のあるサウンドを奏でるギターロックと昭和歌謡の匂いがするメロディックな歌を掛け合わせたような楽曲なので、歌物が好きな人にもギターロックが好きな人にもどちらにも刺さるだろう。また、歌のメロディーが歌謡曲的ということもあってか、全体のサウンドにもどこか古き良きバンドサウンドを受け継いでいる雰囲気がある。硬派なロックサウンドが好きな人でも気持ちよく聴けるはずだ。
それぞれの音に注目してみると、ギター・ベース・ドラム・歌と、どこをとっても実際に自分でも弾いてみたくなるようなフレーズ・サウンドを奏でているので、バンドをやっている人には特に聞いてもらいたい1曲。




・SaToMansion - シャイン 




2018年11月にリリースされた2ndアルバム「the garden」収録曲。 

冒頭から疾走感でいっぱいの1曲で、聴いていると思わず身体を揺らしたくなってしまうこと必至。そんな中でもやはりメロディーは強く、特にサビのメロディーは、たとえばアコースティックでゆっくり弾き語りにしていたら間違いなく聞き入ってしまうだろうと思わせてくれる綺麗なものとなっている。そんな綺麗なメロディーを疾走感溢れるギターロックで鳴らしているというのが、SaToMansionが硬派なロックバンドであるということの何よりの証明だろう。
またこの楽曲では時にファルセットを聴かせるなど、単純に歌唱レベルの高さが感じられるという点もポイントだ。




・【南部事変2020】-SaToMansion HALL ONE MAN SHOW LIVE at NINOHE- 




2020年1月4日に岩手県は二戸市民文化会館大ホールにて行われた「南部事変2020」のフル尺映像。同ライブは4月25日より本編107分+特典映像29分+24ページ豪華ブックレット付のSpecial Edition DVDが発売されているが、「まずは無料公開をご覧ください」とのことだ。 

ライブでの彼らのサウンドは、音源のそれと比べてさらに前に出ている印象。荒々しく力強く、ロックバンド然としたサウンドを奏でている。照明もそんな彼らのサウンドとマッチするようにどこかハードな雰囲気で彼らを照らし、音やパフォーマンスを盛り上げる。
そんな風にライブならではの魅力を聴かせ、魅せてくれるので、長尺のライブ映像でもしっかりと最後まで楽しめるだろう。



YouTubeチャンネルに対しては「企画もの、カバー動画、MV等コンセプトごとにアップしているので、是非視聴してもらいたいです」というコメントをもらっている。 

その言葉通り様々な動画がアップされているので、まずは企画・カバー・MV・ライブと、一つずつでもいろいろ見てみるのがおすすめだ。




【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCbKRpSA59oGBo18KArxiyeQ


【HP】https://satomansion.com/


【Twitter】https://twitter.com/SaToMansion_off?s=20