大阪出身のリアル姉妹ユニット、アイシェリング。

いじられキャラで愛されキャラ、ピンクの髪形がトレードマークの姉「神野あやか」、大人っぽく清楚なルックスを持っているが時々おバカな笑いも放り込むという妹「神野あみ」の二人からなる。
一緒に住んでおり、トイレ以外の時間は一緒に過ごすという仲の良い二人。結成当初は口を聞かないこともあったというが、今は大きな喧嘩をすることはない。
激しいサウンドでアップテンポの楽曲が多く、ライブでのセットリストにもそんな曲が並ぶことが多い。2019年3月にユニバーサルよりリリースされたベストアルバムに収録されている14曲が、全部アップテンポで楽しい楽曲だということが、彼女たちの音楽性を表現しているといえるだろう。
そんな勢いをそのまま表現するライブパフォーマンスへの評価も高い。年間で300本以上のライブを行い、「ライブモンスター」と呼ばれている。
結成は2014年6月で、この2020年には結成6周年を迎える彼女たち。6月には大阪京橋のライブハウス「Arc」のために寄付金を募るため新曲『ライブハウスは愛』のリリースが決定。楽曲の勢いそのままに突き進むアイドルユニットだ。




・アイシェリング「innocent愛」 




2019年3月にリリースされたベストアルバム「EMONO YEARS」に収録されている楽曲。鳴らされているサウンドは、いうなれば神聖かまってちゃんや銀杏BOYZのような粗削りなインディーロックサウンド。そんなかなりハードな歪みの中で、抜けの良い二人の声が響く。二人とも愛らしい歌声でありながら力強さも兼ね備えている声で歌うので、こうした粗削りで勢いのあるサウンドの中でも抜群の存在感を放つ。 

もちろんメロディーはしっかりとポップでキャッチー。本格的なインディーロックサウンドとそんなポップでキャッチーな王道J-POPサウンドとつなぎ合わせているのが、アイドル的な可愛さとアーティスト的な凛々しさの両方を併せ持つ二人の歌声なのだ。




・アイシェリング「真夏のライトニン!」 




2016年の7月にリリースされたシングル「真夏のライトニン!」。TSUTAYA全国ランキングデイリーチャートで16位を記録するなど、ヒットを飛ばした楽曲だ。 

アップテンポで激しいバンドサウンドという彼女たちの王道ともいえるサウンドだが、そこに強めのニューウェーブ感が加えられている。ピコピコとした電子音やうねりをあげるシンセサウンド。それがダンサブルに全体を装飾するので、パーティー感が強い。
全体的にはライブハウスやクラブ映えするような雰囲気だが、サビからは一気に夏の空の下のような開放感ある雰囲気になる点にも注目。メロディーやサウンドが一気に華やかになるので、一気に耳を奪われるだろう。
ニューウェーブ的な楽曲が好きな人でも、ポップソングが好きな人でもどちらも楽しめる1曲だ。




・アイシェリング 『14.2mm』 ライブ 2020.04.05




こちらはライブからの音源となっている。 

元々二人とも音楽系の学校に通っていたというアイシェリングの二人。ライブであっても歌が弱くなったり不安定になったり聞こえづらくなったりするということがなく、音源と変わらず存在感のある歌声を聞かせている。サウンドは勿論ライブでも激しいので、場合によっては歌が弱くなってしまうこともあるだろう。しかしそれを感じさせないということから、二人ともアイドル的なパフォーマンス力だけではなく、音楽的な能力が高いということが窺い知れる。



この2月~5月にかけてはワンマンツアーが組まれていたが、完走することは叶わずに延期に。しかしその代わりにライブ配信などを行い、一歩ずつ前に進んでいる。 

ライブに足を運ぶのは何となくハードルを感じるという人もいるだろうが、ライブ配信ならばより気軽に楽しめる。まずはそこからチェックしてみるのもありだろう。そんなライブ配信の情報は、Twitterなどからチェックしていこう。




【HP】https://vei.jp/tagged/I%EF%BC%8ACielring


【Twitter】 

神野あやか:https://twitter.com/ayatechohime?s=20


神野あみ:https://twitter.com/amipple0211?s=20