“革命的ヴァイオリニズム”をコンセプトに掲げるバンド、AIOLIN。 

メンバーは、東京藝術大学器楽科を卒業したプロのヴァイオリニストでヴォーカリスト・ギタリスト、さらにピアノや作詞作曲まで全てをこなす「ヒカリト」、ギターの「悠」、ベースの「レイス」、ドラムの「Seiya」という4人組編成。

2017年2月よりバンド始動。正統派クラシカルヴァイオリンとラウドなバンドサウンドが絡み合う唯一無二の音を鳴らし存在感を示す。2018年4月からは「アイオリン」表記から「AIOLIN」表記へ変更。これまでに3枚5種類のアルバムをリリース、渋谷TSUTAYA O-WEST単独公演を始め数々のワンマンライブを経験するなど、精力的に活動中だ。

メンバーそれぞれが高いスキルを持ち、時にテクニカルに、そして時に激情の赴くままに音を鳴らす彼ら。そこにエモーショナルなバンドサウンドに、緻密に計算されたヴァイオリンやストリングスのサウンドが絡み合った楽曲達は「○○に近い」と形容することが難しい、個性の強い音楽を鳴らすバンド だ。




・AIOLIN - Dusk Reaper [Official Music Video] 




彼らにとって4枚目のシングルであり、リーディングシアター「幕末斬華」の主題歌にも起用された楽曲。

この楽曲は、彼らの持つと激しさと美しさのコントラストが色濃い楽曲だといえるだろう。たとえば冒頭から、バンドサウンドは極めて激しい。それぞれの楽器がしっかりと歪んで、存在感の強い荒々しい音を鳴らしている。かと思えば1分52秒頃からは和のテイストすら感じさせる幻想的な雰囲気に包まれて、圧倒的な美しさを持ったヴァイオリンの音色が響いてくる。その後に続くヴァイオリンソロはヒカリトの超絶技巧が散りばめられたフレーズで圧巻だ。

また激しいバンドサウンドの中にも切なさや美しさが共存し、流麗なヴァイオリンの音色は時に 激しさを増して色を変える。基本的な色の差が激しいそれぞれのサウンドが違和感なく交じり合うのには、そんなことも関係しているはずだ。

時空を超えた想いを描くこの楽曲の世界観と、そんなサウンドのコントラストの濃さは実にマッチしているといえるだろう。




・AIOLIN - Message [Official Music Video] 




歌のメロディーが極めて美しいこの楽曲は、2019年11月にリリースされた3枚目のシングル「Clear Gray -Prince Side-」に収録されている1曲。バンドサウンドは疾走感の高いギターロックの要素が強いサウンド。そこにやはり美しいヴァイオリンが入ることによって、高い疾走感に優しく寄り添う雰囲気がプラスされている。疾走感が高くてノレるバンドサウンドなのに、どこか優しくて暖かいというAIOLIN 独自の世界観に仕上げている。 


『僕が歌う事で誰かがもう一日生きられると云うなら このマイクを置く事だけはしないだろう』『世界中の人にこの歌届かなくとも 今目の前で聴く君への大切な「ありがとう」』とヒカリト の強い想いが綴られ心を打つ。リスナーに寄り添うAIOLINというバンドのハートフルな側面も見せてくれるこの楽曲は、誰かにとっての大切な居場所をずっと守り続けてくれるようだ。



予定されていたスケジュールでは、この春夏には都内ワンマンツアー7公演を開催予定だった彼ら。しかし新型コロナウィルスの影響を受け、すでにほとんどの公演が延期になってしまった。それでも配信ライブや企画に積極的に取り組み、オンライン通販もスタートさせるなど、決して諦めずファンに寄り添う姿勢を忘れない。前を向き進んでいく彼らのこれからに、超注目だ。




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