幻想的な雰囲気をまとい、バーチャルYouTuberシーンの中でも独特の存在感を放っているのが、2020年に活動を開始したシマナガエナだ。
いわゆる「個人勢」と呼ばれるフリーVTuberとして活動する彼女は、「歌ってみた」カバーやオリジナル楽曲の投稿を中心に、雑談配信からゲーム実況まで幅広いジャンルで動画を公開。他VTuberとも精力的にコラボしながら、注目度を高めてきた。チャンネル登録者は着実に増えて1,000人を突破し、年内に2,000人突破を目標にするなど、ますます勢いを高めている。
またYouTubeのみならず、イラストレーターとしてSkebでもアカウントを持ち、他にもpixiv FANBOXやBOOTH、マシュマロ、自身の公式HPなど多角的に活動を展開。マルチクリエイター的な多彩さを発揮して支持を広げてきた。バーチャルシンガー、イラストレーターとして、ますます要注目の存在だ。
・【オリジナル曲】祈り~inori~【シマナガエナ】
シマナガエナのテーマ曲として2020年5月に公開されたのが、オリジナル楽曲の「祈り~inori~」だ。
楽曲テーマは「バーチャルと現実の超えられない壁」。爽快で幻想的なサウンドとメロディの中にも切ない感情が込められた、繊細なポップミディアムバラードに仕上がっている。
そこに彼女の持ち味である透明感あふれる歌唱が合わさることで、聴き手の心を揺さぶるノスタルジーが生まれているのが注目ポイントだ。
作曲を手がけたのは、同じく音楽系VTuberとして活動するミズノユク。作詞はシマナガエナとミズノユクの共同で手がけており、奥深い情景描写と緻密な感情表現で見せるストーリーが魅力となっている。
・【歌ってみた】Don't Cry【佐久間ねむ×シマナガエナ】
これまでに数多くの歌ってみた動画を公開しているシマナガエナ。その中でも特に注目したいのが、5月末に投稿されたばかりの「Don't Cry」のカバーだ。
9,000人以上のチャンネル登録者を誇る人気VSinger・佐久間ねむとコラボしたこの動画では、2人の透明感あふれるボーカルが絶妙なバランスで絡み合い、耳を優しくくすぐる心地よい甘さを生み出している。溶けだしそうなほど儚く繊細なポップバラードとして必聴だ。
原曲は人気音楽ユニットClaris。ガーリーでセンチメンタルな世界観と、2人の歌唱の化学反応に注目しながら聴いてみてほしい。
・【歌ってみた】ベノム【シマナガエナ】
初めての歌ってみたとして2月に投稿されたのが、人気ボカロPのかいりきベアによるキラーチューン「ベノム」。サイケデリックで中毒性の高いこの曲のカバーでは、淡く幻想的な彼女の一面とはまた違った表情を見ることができる。
軽快で疾走感あふれる原曲と、クリアなハイトーンボーカルの絡みに注目だ。
個性と実力を兼ね備えた歌声で、音楽系VTuberとして支持を確立しつつあるシマナガエナ。各動画の再生数に対する高評価率の高さからも、彼女の歌声が根強い支持を集めていることが分かる。
シーン自体もますます拡大しているVTuber界において、彼女がどんな躍進を見せてくれるのか今後も要注目だ。
【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCaXfFDauhubIgmaTKxM74Kw
【Twitter】https://twitter.com/shimanaga_ena