ピアノ弾き語りシンガーソングライター、MoeKo。
ひたすら美しい旋律を奏でる。テーマとするのは、“自分自身の視線”。
自らの経験から着想した物語を、優しい言葉で表現する。
それは、同年代の女性の胸に響いていく。
楽しい事も悲しい体験も誠実に歌う、というのがMoeKoの一つの魅力だ。
2018 年 7 月、CD作品『ガラスの水槽から見えた世界』をリリース。
現在は、都内を中心に精力的にライブ、配信ライブを行っている。
・月が綺麗なうちは… / MoeKo [Live]
≪わかってるよ これが最後の一ページと≫と歌う、切なさの溢れる楽曲『月が綺麗なうちは…』。
最後の夜を映し出すような歌詞の世界観。
その時の感情がそのまま憑依しているかのような、想いの溢れる歌声。
優しく切ないタッチで世界観を色濃くするピアノの音色。
歌とピアノというシンプルな構成ながら、
それぞれの音や言葉に濃密な感情があるので、すごく厚みのあるものとして届く。
この楽曲の中にあるはち切れそうな想いは、
きっと誰かが誰かを想うその気持ちとリンクするだろう。
同じように誰かを想い、苦しい夜を過ごしている人の隣で、
一緒に涙を流してくれる1曲だ。
・眠れない夜に… / MoeKo [Live]
≪もしもこの世界があなたのこと悲しくさせても 歌うから何度でも "あなたは素敵"だと…≫
という言葉で始まる楽曲『眠れない夜に…』。
例えば誰かに嫌なことを言われた時。誰かと自分を比べてどうしようもなく不安になる時。
自分のことが嫌になったりして、心が押しつぶされそうになることもあるだろう。
そんな時、この楽曲は自分の心に向けて「大丈夫」「あなたは素敵」と語りかけてくれるのだ。
優しく語り掛けるようなセリフパートの語り口や、やはり優しく、感情の溢れた歌声もまた、
この楽曲の言葉が心まで届いていく所以。
その音に、言葉に、一人の暗い夜から救われるという人は多いだろう。
・耳鳴り / MoeKo [Live]
力強いピアノサウンドで描き出す楽曲『耳鳴り』。
≪耳の奥で鳴り響くうるさいうるさいうるさい≫と、歌われている言葉たちも力強い。
それを表現するように、歌声にも爆発するような感情が込められている。
音や言葉、そしてサウンドが、強いエネルギーを放つ1曲だといえるだろう。
自分の心と対峙する時、もう一人の自分は強い感情を放つもの。
そしてそのもう一人の自分は、
≪早く解いて、目を覚まして、何も聞こえなくなる前に言いたいことあるでしょ?≫
≪いったい何がしたいの?本当の君を見せてよ?≫
と、背中を押してくれる。この楽曲で描かれているのはそんなシーンだ。
そんなこの楽曲内でのもう一人の自分の言葉は、きっと聴く人の心にも響いていく。
そして、心に熱いものが残るのだ。
2021年の活動について尋ねてみると
「今のうちに音源制作を進めて、コロナが落ち着いて皆さんとお会いできるようになる頃に、
アルバムをリリースできればと思ってます」と話してくれた彼女。
さらに「コロナの状況次第だがライブを活発に行いたい。
初となるワンマンライブもやりたい」とライブへの熱意も明かす。
ライブではさらにその感情もダイレクトに伝わってくるもの。
是非そんなライブを楽しみにしつつ、活動を追いかけていっていただきたい。
【Twitter】
https://twitter.com/moekooom?s=20