佐賀県唐津市相知町発の男性デュオ、少年ピース。 

幼稚園からの幼馴染である「佐伯貴史」と「常陸淳」という両名からなり、中学2年生の時に前身グループである「14」を結成。高校進学を機に一時自然消滅という形になってしまうが、それぞれに音楽活動は継続。そして2017年、改めて集結し「少年ピース」として活動を開始した。ユニット名の由来は、中学の同級生が付けてくれたという“ピース”に、男性デュオの代名詞的存在であるユニット「19」の前身ユニット“少年フレンド”を掛け合わせたこと。

幼馴染ならではの息の合ったハーモニーを聴かせるユニットで、歌声の交ざり具合が抜群だというのが一つの特徴。どちらかといえば太く伸びやかに響く佐伯、気持ち鼻にかかったような柔らかい歌声を聴かせる常陸と、もちろん声質には違いは見られるものの、温度感が近い歌声で違和感なく掛け合わさる。そんな質の高いハーモニーで、爽やかで直球な音楽を歌い上げるのだ。

2018年3月に1stアルバム「pieces」をリリースすると、同年10月には2枚目のシングル「さいごの雨」を発表。そして翌2019年12月には3枚目のシングル「サマークライ」を発売し、2020年1月には過去最大規模となる100人規模のワンマンライブを開催。残念ながら延期となってしまったが、5月には3周年を記念した、東京・大阪・佐賀の3都市をめぐるツアーを予定していたなど、この2020年ますます精力的に活動中のアコースティックデュオだ。




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新宿で行われた路上ライブから、楽曲「空も飛べるはず(スピッツカバー)」と、1stシングル、1stアルバム、さらに3rdシングルにもライブバージョンが収録されているというオリジナル楽曲「Melody」の披露模様。 

誰もが知っている名曲「空も飛べるはず」では、単純にそれぞれの歌唱力の高さを実感することが出来る。どちらかリードをとっても、気持ちよく伸びていく歌声を聴かせている。もちろん彼らの魅力の一つである抜群のハーモニーもしっかりと詰め込まれているなど、自己紹介代わりの1曲だといえるだろう。

続くオリジナル楽曲「Melody」は跳ね感が気持ち良い、思わず手拍子をしたくなるような爽やかなムードの1曲。そんな楽曲全体が持つ軽快さも間違いなく魅力だが、この楽曲で特に強い光を放っているのはやはりハーモニー。それぞれの声の魅力を特に活かせるようなメロディーラインで作られているからか、ハーモニーの美しさが際立つ。そしてそんなハーモニーがメロディーの気持ち良さをさらに引き出しているので、思わず聞き入ってしまうのだ。

また、このライブ映像では、ライブ中のMCの様子やMelodyのイントロで二人が寄って微笑みながらギターを鳴らす様などから空気感の良さも伝わってくる。そこにも彼らの魅力がある。



ライブや音源ではバンドサウンドでその音楽を届けることもある彼ら。アコースティックのパフォーマンスとバンドサウンドのパフォーマンスでは、また違った魅力を感じることが出来るはずだ。 

是非ライブや配信などを積極的にチェックして、そのどちらの魅力も堪能していただきたい。




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