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美湖乃 独自の視点と表現で描く共感力の高い日常

美湖乃 独自の視点と表現で描く共感力の高い日常

「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は美湖乃の登場です。


東京都出身のシンガーソングライター、美湖乃。 

中学2年生の時から精力的にライブ活動を行い、高校2年生の時には「第39回ティーンがつくるスーパーライブ ナキワラ2016」の音楽部門東京代表に選出。その後2019年にはAutumnLillyRecordsからEP「泣くも笑うも紙一重」をリリースした。

個性ある視点と表現で共感出来る日常を切り取るソングライティングセンスや、小さな体から放たれる感情豊かで真っ直ぐに飛ぶ歌声に定評がある彼女。「未確認フェスティバル2019」にて、3101組の中から34組まで勝ち抜き、渋谷duo MUSIC EXCHANGEにも出演を果たしたということが、その評価の高さを物語っているといえるだろう。特に強く伸びていくこともあれば、消え入りそうな歌声で感情を表現することもある高音部は魅力的。

音楽活動を始めた当初はハンドマイクで歌う歌手を目指していたというが、今は先輩から受け継いだGibson Doveをエモーショナルに鳴らしながら、想いがあふれる音楽を届ける。御多分に漏れずこの3月以降はライブ活動難しくなってしまってはいるが、そんな音楽と共鳴する人が徐々に増している、注目のシンガーソングライターだ。




・美湖乃『ハーゲンダッツとロックンロール』OFFICIAL MUSIC VIDEO 




「バラードが普段多いのですが、かっこいい曲がほしいというのがきっかけ」で作ったというこの楽曲は、バンドサウンドと彼女の感情あふれる歌声のマッチングが素晴らしい、エモーショナルな1曲だ。 

バンドサウンドではグランジやシューゲイザーよろしく、感情的な歪みが美しく鳴り響く。そんな歪みの上で、時に弱弱しく、そして時に力強く伸びていく彼女の歌声が感情を煽るのだ。感情を揺さぶられる音や声にしびれたい人にはもってこいだろう。

“ハーゲンダッツとロックンロール”という一見相反する二つのものを並べているタイトル付けや≪食べるだけ食べてそのままが一番卑怯でしょ≫と歌う歌詞のセンスも秀逸。




・偉大 - 美湖乃 【自作MV】 




「作ったのは3月。ぽっとでてきた曲。」だというこの曲。 

≪眩しい光 散らばったティッシュ 昨日着ていた服 君の手紙≫とリアルにシーンが浮かぶ単語を羅列し、≪ただ思い出が偉大過ぎるだけ 優しさに慣れすぎただけ≫と歌う。

アコースティックギター弾き語りのシンプルな構成ながら、そんな情景描写力や歌声の抑揚によっていつの間に引き込まれてしまう。

切ない歌声は、自分と誰かとの辛くて愛しい“偉大”な時間を思い出させて、その時間や思い出を消化させること、あるいはそこに浸ることに力を貸してくれるだろう。

自作だというMVも、映像のざらついた質感や物思いにふける様子が楽曲の世界観を見事に表現していて、また感情を高めてくれる。ぜひまずは、映像を見ながら聴くことをお勧めしたい。



2020年は毎月1本カバー動画をアップ中。さらに、今後は無観客ライブもやっていきたいと考えているという。

なかなか思うような活動は難しいかもしれないが、それでもしっかりと自身の音楽を発信し続ける彼女を、追いかけてみるのもおすすめだ。




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