広島発、疾走感のある王道ギターロックサウンドと等身大の歌詞のストーリーで魅せるロックバンド、atelier room。
2016年結成、2017年1月に活動を開始したatelier roomは、ライブバンドとしてストイックな活動を展開しつつ、
2枚のEPをリリースするなど作品制作の面でも実績を残してきた。
2020年8月にはメンバー脱退と活動休止を経験し、翌2021年3月にスリーピースバンドとして活動を再開。
「一度自分たちの力だけでやってみたい」という決意のもと、それまで所属していた事務所を脱退して新たなスタートを切った。
8月には再始動後初の音源となる1st single「36.5℃」をリリース。併せて全国各地を回るリリースツアーを開催。
確かな世界観を持つロックバンドとしても、生粋のライブバンドとしてもさらなる進化を見せている。
・atelier room「温度」Music Video
疾走感のあるギターロックに定評のあるatelier roomだが、
最新作となっているシングル「36.5℃」のリードナンバー「温度」は、
聴き手の心にしっとりと染み入るミディアムバラードに仕上がっている。
「自分が伝えたいことの根幹は何か」という一番大切な部分に立ち返った結果がこの曲だそうで、
バンドの表現のテーマには「スケールは大きくなくても、誰しもが持ってる優しさを歌いたい」
という思いがあるという。
この曲では大切な人への愛が飾らない等身大の表現で綴られていて、楽曲タイトルも、
人の体温を表す「36.5℃」という作品タイトルも、大切な人と触れ合うことの温かさを伝えてくれる。
・atelier room「涙が乾く前に」Music Video
現体制での再始動に合わせて、枚数限定シングルとしてリリースされた「涙が乾く前に」。
疾走感の中にも優しさや温かさがうかがえる音楽世界が見どころで、
表現者としての深みも増していくatelier roomの進化が感じられるストーリーソングだ。
イントロやサビの爆発力のみならず、Bメロで見せる情緒やエモーショナルなギターソロなど、
アレンジの妙も魅力となっている。
ライブでもよく語っているという彼らのコンセプトは「背中を押す、ではなく、足元を照らす」。
音楽はあくまできっかけでしかなく、音楽だけで困難や悲しみを取り除き、人を救うことはできない。
直面しているものに向けて踏み出すのは本人なので、背中を押すのではなくその足元を照らしたい。
この曲にもそんな根源的なメッセージが込められているそうだ。
・atelier room「シンビジウム」 (Live MV)
バンド始動一年目の2017年に、初めてのMVとして公開した「シンビジウム」は、
今でも代表曲のひとつになっているという。
曲が生まれたきっかけは、同い年のバンドのリリースイベントにオープニングアクトとして当時出演した際のこと。
実力の差を感じて悔しさがこみ上げ、その気持ちを原動力に書いたのがこの曲だったそうだ。
力強い初期衝動を感じさせながらも、今の彼らに繋がる確かな個性も見せるキラーチューンとして、
彼らの辿ってきた道のりを知るためにも聴いてほしい。
毎回のライブで「これが最後だ」という覚悟を込めてステージに立っており、
これからもその気持ちは変わることなく、一回一回のライブに全力を注いでいくと決意を語っている。
さらに現在は、次の作品リリースに向けて制作も進めているという。
バンドとして現在進行形で成長を続けながら前に進むatelier roomから、今後も目が離せない。
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