石川県金沢市発、リアルな感情やありのままの感性をテクニカルなサウンドに乗せて描くスリーピースバンド、ある生き物の記録。
2015年に結成された彼らは、ポストロックやマスロックを主体とした技巧的なサウンドと流れるようなメロディ、叙情的な詞世界で、独自のストーリーを作り上げてきた。
2016年には1st e.p.「alternate/momentary e.p.」を、翌2017年には2nd e.p.「verdigris e.p.」を、さらに2018年には1st mini album「日々に記録を」をリリースするなど、コンスタントな作品発表を展開。一方でライブバンドとしても精力的に活動し、全国ツアーや「金沢一生青春フェスティバル」「百万石音楽祭2019~ミリオンロックフェスティバル~」といったイベントへの出演を行ってきた。
バンド名は小松左京の小説のタイトルから。楽曲タイトルなども独特の感性による直感的なものが多く、どこか詩的な雰囲気を漂わせている。その世界観は視覚的な演出面にも表れていて、ライブでVJを取り入れたり、グッズなどのデザイン、MVの撮影・編集などもバンド内で完結させたりと、アーティストとしてのセルフプロデュースを徹底しているのも彼らの活動の特徴だ。
・ある生き物の記録 - 「縋る」MV
きらびやかなアルペジオフレーズとタイトなドラム、うねるベースライン、甘いメロディが絡み合う「縋る」は、ある生き物の記録の代表曲のひとつだ。
1st mini album「日々に記録を」のリードトラックとなったこの曲では、タイトル通り、日常の風景の中で自分や未来を見つめる心情が、まるで日記や詩を綴るように描かれる。 静と動を駆使した曲展開も合わさって、王道のオルタナティブロック/ポストロックサウンドを聴かせてくれる。
・ある生き物の記録 - 「溶明」MV
ある生き物の記録の、キャッチーな歌ものバンドとしての一面が強く押し出されたのが「溶明」だ。
サウンド的にもスリーピースバンドとしてのシンプルなアンサンブルがより鮮やかに鳴らされていて、ソリッドなコードワークと一体感のあるリズム隊のグルーヴが、力強いキメをここぞという場面で見せながらエモーショナルなボーカルのメロディを際立たせる。
疾走感に満ち溢れたキラーチューンだ。
・ある生き物の記録 - 「青錆」MV
2nd E.P.「verdigris e.p.」のリード曲「青錆」は、残響系などの邦楽マスロックのエッセンスを存分に感じさせるミディアムナンバーとなっている。
美麗なギターフレーズとテクニカルに刻まれるリズム隊が生み出すアンサンブルはどこか静けさを含んで、そんな中でボーカルは低体温のメロディの中にも激情をのぞかせている。
鋭さと優しさの両方を内包した一曲だ。
昔も今も根強い人気を誇ってきた邦楽ポストロックシーンにおいて、次世代を担うバンドとして頭角を現しはじめているある生き物の記録。
今後はフルアルバムのリリースやツアー、ワンマンライブなどさらなる高みを目指す目標を掲げていて、その躍進にますます期待が高まる。
最新のリリース情報やライブ情報は、公式HPやSNSを要チェックだ。
【公式HP】
https://aruiki.wixsite.com/aruiki
【Twitter】
https://twitter.com/aruikimono【リリース情報】
2019.11/9(sat)
ある生き物の記録・SFHA・Rethink Split e.p.
「"ordinary day"-ancient and snow and love and faith and image and sence-」
Release live
2019.11/9(sat)
「ordinary day」at 金沢vanvanV4
OPEN 18:30/START19:00
ADV¥1,800/DOOR¥2300 (+1Drink ¥600)
出演:
ある生き物の記録
SFHA
R
ethink
【イベント情報】
10/19(sat)北陸学院大学 栄光祭
10/22(tue)京都GATTACA
11/9 (sat)金沢vanvanV4(レコ発企画)
11/17(sun)富山SOUL POWER
11/23(sat)千葉 柏ThumbUp