ファンクやソウルの要素を感じる抜群のグルーヴ感で深みのある音を鳴らし、ロックの要素を感じる熱量の高い演奏を魅せるバンド、ゼーゼーハーハー。
メンバーはVo.「玉梶かずや」、Gt.「合津スクホク☆亮也」、Dr.「宮崎喜生」という3名編成。
2010年に4人組編成で結成されると、2013年には牛丼チェーン“すき家”主催、「野村義男のフレッシュミュージシャン」のコンテストにてグランプリを獲得。翌2014年にも埼玉県北本市主催、「きたもとアマチュアバンドフェスティバル」にて、出番が1番手にも関わらずグランプリ受賞。さらに同年、東京イースト21「イカすバンド勝ち抜きバトル2014」にて3度の防衛を果たしグランドチャンピオンに輝くなど、評価は高い。
2016年には「JAPAN EXPO 2016 in Paris」にも出演したりと、以降も精力的に活動を続けてきたが、2020年6月、代々木Barbaraにて行われた無観客配信ワンマンライブを最後にBa.中須が脱退。現在の3人組体制となった。
3月を最後に従来の形でのライブ活動は行えていないが、この6月からは代々木BarbaraのYouTubeチャンネルにて毎週月曜日15時から、「大喜利をしたり、音楽とは違うことをしている」という1時間の生配信番組ゼーゼーハーハーの「ゴゴネバ」の放送が開始。
“移動型お祭りバンド”というキャッチコピーに違わぬ活躍を見せながら、歩みを進めている。
・ゼーゼーハーハー『渋谷8時前』LIVE
様々なルーツミュージックの要素をうまく取り入れ、キャッチーでありながらも深みのある音楽が多かったように思える90年代のポップソング。そんな90年代のポップソング的な雰囲気を感じる楽曲がこの「渋谷8時前」だ。
ポップでキャッチーでありながら、どこかソウルの要素も感じられるようなメロディーライン。熱量の高い演奏でありながら、グルーヴ感も抜群でブラックミュージックの要素が感じられるサウンドと、実に様々なサウンドがミックスされている。
ゼーゼーハーハーは「どこへ行っても会場で楽しくなれるバンド」だと語ってくれたが、それはこのライブ映像を見れば納得できるだろう。ノリの良いサウンドも熱量の高いパフォーマンスも、間違いなく人を楽しくさせる。
・ゼーゼーハーハー 『グルグル』LIVE
「グルグル」は、「渋谷8時前」と比べると“ロックンロール”の要素が強く感じられる楽曲。あえて“ロックンロール”と表記したのは、ここで鳴らされている音は、オルタナティブロックやポストロックなどの現在の“ロック”表記でイメージするようなサウンドではないから。たとえばチャックベリーなどが鳴らしていたような、ルーツ的なイメージのロックンロールサウンドで、パフォーマンス的にもそんな時代、あるいはその次に続いていた世代の熱量が感じられるから。
若い人には新しく感じられるサウンドであり、ある程度の年齢の人には青春に戻ったように感じられるサウンド。老若男女問わず、そんなサウンドに身を委ねながら騒ぎ踊れる1曲だ。
・ゼーゼーハーハー MV『優しいkissで』
2020年3月7日にMVが公開された楽曲「優しいkissで」。
伸びやかなメロディーが耳に残るこの楽曲は、ソウルの要素が気持ち強めに感じられる。もちろんロックの要素やファンクの要素も色濃く香っているが、丸い音の鍵盤やギター、歌のメロディーがソウルフルな雰囲気を放つ。
そんなムードの中、≪どんな痛みも越えて乗り越えていこう≫≪君だけじゃない 僕との優しいkissで≫と優しい愛に溢れた言葉を歌う。そんな言葉が公開タイミングや今の時代にピッタリで、余計に心に響くところがある。
自粛期間中、宅録で楽曲制作は続けていたという彼ら。今後はライブDVDをリリースする予定もあるし、シングルを3曲ほど出す予定もある。
そんなリリースを期待して待ちながら、まずはYouTubeチャンネルから、彼らの人となりに触れてみるというのも良いだろう。すると、人間らしさの詰まった彼らの楽曲を、より魅力的に感じられるようになるはずだ。
【HP】
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https://twitter.com/zeha1003?s=20
【Instagram】
https://www.instagram.com/zeze_haha_official/
【Facebook】
【YouTube】
オフィシャル:
https://www.youtube.com/channel/UCTcdkm6_k64LmULQCqsaqiQ/videos
代々木Barbara:
https://www.youtube.com/channel/UCo2tgdfuJ5W4R8TEXQMHLyQ