2022年11月より活動再開を再開したシンガー、CAREN。
上京後、芸能事務所が運営する芸能スクールでヴォーカルを学び、25歳までシンガー・ソングライターとして活動。
その後はバーレスク東京系列の「party on TOKYO」でボーカルに採用され出演するなどの下積みを続けていた。
並行して動画配信者としても活動していたが、泥酔状態で生配信をしてしまうという失敗もあった。
実はそれには、アルコール依存症という深刻な病気を患っていたという背景があった。
さらに人に騙されて借金を背負い一文無しとなり、まさに人生のどん底を味わうことになってしまった。
そんなときに改めて自らの姿を顧みて、心機一転。ついに生まれ変わる決心をした。
「どん底まで落ちた今の自分に何が残っているのか」と考えたときに真っ先に脳裏に思い浮かんだのは、大好きな音楽とリスナーたち、そして両親の顔。
そして「また歌を歌いたい」という、東京に出てきたばかりのあの時の強い思いが蘇ってきた。
以降、まずはアルコール依存症の治療を始め、今までの人間関係を整理しすべてを断ち切った。
さらにMVを作るにあたりダイエットを決意。マイナス20キロの減量にわずか3か月で成功した。
「絶対に売れてやる! 自分を見返してやる! 歌は心で歌う。上手い人を目指してるんじゃない! かっこよく生きてやるんだ!」
そんな思いを胸に、CARENは想いのすべてをさらけ出しながら、またひとり音楽の道を歩み出した。
今はアルバイトでお金を貯めながらフリーで音楽活動を行い、歌詞やヴォーカルその他を全てセルフ・プロデュースしながら制作に励んでいる。
現在発表している楽曲には、そんな今のCARENのすべてが詰まっている。
「『今のジャンルは何か?』と聞かれたら、カテゴライズはこだわらずに“CARENである”と自信を持って答えることができる」
・create the future CAREN
アンダーグラウンドな雰囲気満載の、何とも煙たいムードのHIPHOPトラックで始まる1曲。
リリックも、≪基準決めるの誰じゃなくて私ね ん?≫≪stupid 2 覚えてろ fXXX you≫と、トラックに合わせて強烈なワードをパンチ力の高いヴォーカルで届ける。
そんな現代的なHIPHOP曲かと思いきや(それだとしてもクールであることは間違いないが)、サビではガラッと雰囲気が変わる。
≪踊れダンスダンスダンス hey 繋がってダンスハーモニー≫と、一気にポップなダンスナンバーになるのだ。
衣装もサビ前のダークな感じから一変、ポップ全開に。
それは彼女自身の変化していく姿、どんなこともやってやるんだ!という意志を表現したものだと言えるのだろう。
・Tokyo winter again CAREN
『Tokyo winter again』というタイトル同様に、サウンドにも冬の澄んだ冷たい空気感を強く感じる楽曲だ。
メロディーラインや曲調も先の『create the future』とは打って変わって、ポップス色の強い作品となっている。
そんな作品だけに、『create the future』で聴かせていたようなクールな印象の歌声とはまた雰囲気の異なる、切実な歌声を感情たっぷりに聴かせている。
様々な表現を魅せることが出来るシンガーであることが分かるし、冬を感じるサウンドに負けず劣らずの澄んだ高音からは、歌唱力の高さも感じられる。
シンガーとしての彼女のクオリティの高さが分かる1曲だ。
「現在、全8曲を制作中で、4月8日に開催する自主企画ライブに合わせてアルバムをリリースする予定」だという彼女。
「今年はとにかく知名度アップ。そして今年中にワンマンライブ開催したい」と、この一年の目標についても話してくれた。
「自分の歌を聴いて、そして姿を見て、『こんな人もいるんだ、年齢も関係なく必死でやればなんとでもなるんだ』と感じてもらいたい」。
そんな想いで届けられる彼女の音楽は、きっと老若男女問わずたくさんの人に響くはず。
幅広い世代に聴いていただきたいシンガーだ。
【リリース情報】
アルバム『create the future』
全8曲入り
CD:2023年4月8日(土)発売予定
配信:3月中旬開始予定(※未定)
【ライブ情報】
元炎上配信者かれん主催レコ発ガチ音楽ライブ
2023年4月8日(土)
@新宿 HEAD POWER ヘッドパワー
17:40 open 18:00 start
出演:CAREN / しんやっちょ / 毎日サプリメント
チケット:前売3000円 / 当日3500円(1ドリンク600円)
3月中、都内の各駅でフライヤー配布活動予定!
※詳細はTwitterでご確認ください。
「CARENアーティスト活動再開ミニアルバム発売記念ライブです。
死ぬ気で生きるって決めた。
一文無しになって、配信者仲間の裏切りから、炎上やめて酒もやめて、自分も変わった。
見てください。来てください。
今はリスナーさんを泣かせてないよ!! 好きだよ!」