石川県を拠点に活動中のアイドル、オモテカホ。
2013年5月に「おやゆびプリンセス」のメンバーとしてデビューを果たすと、2015年以降はセンター兼メインボーカルを務める。「TOKYO IDOL FESTIVAL」3年連続出場など実績を残すも、2016年末に同グループはいったん解散。翌2017年1月よりソロ活動をスタートさせた。同時にプロデューサー兼メンバーとして、地元石川県金沢市西金沢にて女性アイドルグループ「西金沢少女団」を結成。ソロでは東京遠征なども行うが、西金沢少女団は地元に根付いた活動を積極的に行うなど、以降2足のわらじで活動中。
ソロになり4年目の現在。「グループだとライブ中の移動やMCなど心強さ的なものがある」が、今は「ステージングにいっぱいいっぱい」になることもあるという。それでも「とにかく楽しい、とにかく盛り上がる」ことを意識したライブには定評があり、熱量の高いパフォーマンスを見せている。
CDのタイトル曲、ライブのメインになる曲の作詞は自ら行うこともあり、その中には自分の体験、日々の活動の中で想うことなどを落とし込んでいく。事実この2020年7月にリリースされた6枚目のシングル「DANCE NOW」でも作詞を担当。そんな作詞や「無観客リリースイベントをしながら、お店での予約の煽りや、ECサイトでも煽りをしてきた」という熱心な活動の成果もあってか、同シングルは7月6日付のオリコンデイリーシングルランキングにて2位を記録。今改めて注目度を高めているアイドルだ。
・【MV】So good!! / オモテカホ
「心に感動を残すとしたら盛り上げるというのがわかりやすく、エレクトロな音色を使っていくことを意識した。それを前面に出したのが、この曲。」というコメントからもわかる通り、キラキラしたエレクトロサウンドを疾走感あるロック調に鳴らす1曲。
また、「爽快感に力を入れた、オモテカホの代表曲。全国流通盤として一番最初に出した。カモンソーグッド!という部分で、一番ライブで盛り上がる。」というように、爽やかで華やかなサウンドはライブ映えも抜群。明るくて突き抜けていくようなボーカルとそんなサウンドの相性も抜群で、まさに代表曲・自己紹介代わりの1曲だといえるだろう。
・【MV】最高速evolution / オモテカホ
ピコピコとした電子サウンドに、ダンサブルなシンセサウンドなど、特にエレクトロ要素が強い1曲。ライブで使うことをメインにおいて書かれており、振りコピも多め。聴いていても気分が上がり、見ていても、あるいは一緒に踊っても気分が上がる、いろいろな楽しみ方ができる1曲だ。
内容は「応援歌的な曲」になっているという。その言葉通り歌詞には≪未来をずっと信じて輝ける明日がきっと待ってる≫といった、力を与えてくれる言葉が並ぶ。そんな詞の世界観やサウンド、突き抜けた歌声から、そのタイトル通り最高速の自分に進化して前に進んでいけるのではないかと、ワクワクしてくる楽曲。
・【MV】DANCE NOW / オモテカホ
2020年7月7日にリリースされたばかりのシングル「DANCE NOW」の表題曲。オリコンデイリーランキング2位を記録した1曲だ。
「So good!!」や「最高速evolution」はどちらかといえば爽やかで明るい1曲だったが、この「DANCE NOW」はよりクールな雰囲気のサウンド。「エレクトロを生かしたまま、ディスコミュージックのような新しいジャンルに挑戦したかった。」というコメントからもそのサウンドの変化は見て取れる。
全体的にどこか90年代的な雰囲気も感じられるが、散りばめられているエレクトロ感などはやはり2010年代から2020年代のそれで、そのマッチング観が面白い。懐かしくもあり新しくもある1曲だ。
今後は、「1000人規模でのライブをやりたい」という彼女。ランキングなどにもこだわり、箔をつけていきたいと語っている。
その裏には「グループ(おやゆびプリンセス)で成し遂げていたことを、ソロでの活動として越えていきたい」という思いに加えて、「ソロアイドル界隈があまり大きくないから盛り上げていきたい」という思いがある。
実際にオリコンデイリーランキングで上位を獲得した彼女であれば、そんな目標を叶えていくことも想像に難くない。今後どこまで進んでいくのか、楽しみな存在だ。
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