福島県出身のシンガーソングライター、えなたぬ。
小学生のころから合唱をやっていて、高校生のころにギターを始めた彼は、音楽系の専門学校に通っていた18歳のころから本格的な音楽活動をスタート。その後2009年からニコニコ生放送にて歌い手としての活動も開始。インターネットを通じた生配信はニコニコ以前からやっており、歌うのは勿論のこと、早口言葉を行ったり、あるあるネタのギター漫談を行ったりと経験を活かしてバラエティ豊かに活動。自身の作った楽曲をバンド形式にして行った都内でのワンマンライブで100人以上の動員を突破するなど、注目を集めた。
2017年(配信版は2018年1月)には6曲入りのミニアルバム「ENABAN.」をリリース。「今改めてライブやCDの必要性を感じている」という彼は、この2020年にもレコーディングが控えており、新たに作品を発表予定。さらにそれに伴うレコ発ライブも開催予定と、ますます注力して活動を進めていく。
・「リスク」⁻えなたぬ。Music Video
アルバム「ENABAN.」の1曲目に収録されている楽曲「リスク」。
そのタイトルからも分かる通り、歌われているのは≪リスクを抱えても歩み抜け≫というメッセージ。≪言われたことを選ぶよりもやりたいこと選ぶバカになれ≫≪人の目なんて気にすんなよ≫と、明るい歌声で穏やかに、かつ力強く歌い上げ、やりたいことをやるべきか迷う人の背中を押してくれる。
≪ほんとは君の親父も夢を追いかけていた 君を育てるために諦めたことを代わりに教える≫と、やりたいことを選ぶための説得力ある言葉が随所にちりばめられているというのもポイントだ。誰かが何かを諦めて育ててくれた人生。ならばせめて自分はその人の分まで一生懸命夢に向かおうという気持ちになれるだろう。
・「愛犬ペロ」⁻えなたぬ。Music Video
朗らかで明るい歌声だというのが、えなたぬ。の一つの特徴だといえる。「愛犬ペロ」は、そんな日向のような彼の歌声にマッチした、きわめて牧歌的な楽曲だ。穏やかに跳ねるようなアコースティックサウンドは勿論のこと、愛犬ペロに対しての想いを歌うというその世界観も牧歌的で、聴いていて気持ちが良い。
≪あなたが家族で幸せよ 言葉じゃなくても伝わるの≫≪家にいるだけで幸せよ≫というリアルな言葉たちは、ペットを飼っている人であればだれでも共感できる。そしてそのリアルで共感力の高い歌詞から、愛犬ペロの姿が見えてきて、幸せそうな風景が浮かんでくる。この楽曲はそんな風景に癒される、癒しソングだ。
今後の目標として挙げてもらったのは「オリコンに載りたい」「音楽をしながら生計を立てていきたい」「100人動員をまた味わいたい」という3つのこと。
説得力があって共感力も高い歌詞に、温かくて穏やかな歌声。さらにキャッチーなメロディーを生み出すメロディーセンスもある彼。そんな3つの目標も決して不可能ではないだろう。ぜひ注目して、追いかけてもらいたい。
現在は生配信という原点を活かして、動画・ラジオの生配信アプリ「ふわっち」にて投げ銭配信も行っているというので、まずはそこから覗いてみるのも良いだろう。
【Twitter】
https://twitter.com/enatanu?s=20