広島出身、ジャズシーンで活躍する実力派ボーカリスト、川本睦子(かわもと むつこ)。 

詩吟の総師範だった祖父や美空ひばりが好きだった母の影響で幼少期から音楽に触れて育った彼女は、大学時代のニューヨークへの短期留学をきっかけにジャズに傾倒してきたという。

2008年には自身のバンド「ムツカルテット」でCDデビューを果たし、2010年からは故郷広島に拠点を移してソロで活動。2012年にリリースしたソロデビュー作「ライブ・アット・ミスターケリーズ」が話題を呼び、2014年にはアメリカのフレンチクオーターフェスティバルに出演するなど、作品制作とライブの両方で実績を重ねてきた。

近年もオリジナルメインのバンド「Noctiluca」やジャズ・クワイア「Hiroshima Jazz Vocal Ensemble」を結成し、精力的な活動を続ける彼女。ボーカリストとして以外に指導者としても活躍しており、ジャズボーカルに特化したレッスン校「Muzic Jazz Singing」を開校しているほか、NHKラジオやYouTubeなど、さまざまな場でエデュケーターとしての実力を発揮している。




・Transience - Mutsuko Kawamoto / Koichi Sato Duo 




YouTubeチャンネル登録者が1,000人を突破し、「ジャズ音楽YouTuber」としても注目を集め始めている川本睦子。自身のチャンネルで8月に公開されたばかりの作品が「Transience」だ。 

ピアニスト佐藤浩一とのデュオスタイルで構成されるこの曲は、絹のように繊細なピアノサウンドが生み出す情景と、緩急豊かに流れるボーカルとの融合が心地よく響くナンバーに仕上がっている。

優しく儚く、そしてときにダイナミックに展開される音像。その世界観を静謐に描き上げる映像との一体感が印象的だ。

広島・東京・大阪のリモートスタイルで製作された、という現代ならではの背景も注目ポイント。コロナ禍の中でも、ユニークなかたちでクリエイティブに活動する彼女の最新作として視聴してほしい。




・Noctiluca - Something Lost 




2015年にCD「Something Lost」をリリースした自身のバンド「Noctiluca」。そのタイトルナンバーである「Something Lost」は、シンプルな展開の中で各プレイヤーのテクニックの妙が光る一曲だ。 

タイトに刻むドラムとそれをグルーヴィーに包むベース、その上で自由に駆けるボーカルとサックスの絡み合いが心地のいいアンサンブルを生み出している。

これまでに様々なバンドで作品を発表し、そのどれもが高評価を集めている川本睦子。その過去作品にもあらためて注目しよう。



ライブシーンからインターネット上まで活動の幅を広げながら、ジャズミュージシャンとして支持を集めている川本睦子。 

今後も新作音源のリリースやYouTubeライブなど新しい活動が控えているそうなので、活動の最新情報に要注目だ。

川本睦子の活動に関するアナウンスは、公式HPやSNSからチェックしていこう。




【公式HP】

https://muzco.net/


【Twitter】

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【Instagram】

https://www.instagram.com/muzco/


【Facebook】

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