2017年に活動開始したメロディックパンクバンド、WEEKEND MEETING。

メンバーは、Gt./Vo.「ケンジ」、Ba./Vo.「ろみ」、Dr./Cho.「KEITA」というスリーピース編成。

テンションの高いエネルギッシュなバンドサウンドと、男女ツインボーカルが織りなす耳なじみの良いメロディーラインが魅力的。

前身バンド時代、仲間のバンドが活躍していくのを見て、“自分達だけ置いていかれている感”を覚えたという彼ら。状況を打破するためにMVをとにかく作っていた。そんな経緯もあって、WEEKEND MEETINGとして活動を開始した後にも、約1年で5本のMVを制作。その中で身に着けていったセルフプロデュース力も一つの武器となっている。

パワフルなライブパフォーマンスにも定評があるが、此度の緊急事態宣言下において、初めてライブをキャンセルすることになってしまった。それがすごく嫌だったと話す彼らは、「未収録・未発表の新曲1曲」、「限定デザインステッカー」、「次回リリース予定のCDのクレジットに名前を掲載」という3点を1セット1,000円でリリースし、売り上げの半分をキャンセルしたライブハウスに寄付することを決断。これまでに5カ所に寄付を行っている。

音楽性のみならず、そんな真っ直ぐな人間性も魅力的な3人組だ。




・WEEKEND MEETING「メリア」 MV 




2019年3月にリリースされた EP「メリア」のタイトルトラック。 

抜群の疾走感を伴ってエネルギッシュに鳴らされる1曲だが、この楽曲にはどこか切なさが漂う。

メロディーラインは全体的に切なげで、歌詞からも≪どうにでもなれと浴びた酒は私を救ってはくれぬまま≫≪生活に何も変化はない 私の人生≫と、どこか諦念的な切なさのある言葉も飛び込んでくる。

しかしそれでも切なくなりすぎていないのは、サビで≪I don’t give up yet my life≫と声高らかに叫んでいるから。人生における辛さやそれに伴う切なさをしっかりと抱え共感しながらも、力強く前を向かせてくれるのだ。落ち込むことがあったとき、きっとパワーをくれる1曲だといえるだろう。




・WEEKEND MEETING 「STARTLINE」MV 




WEEKEND MEETINGのMV第一弾として公開された楽曲「STARTLINE」。 

熱量の高いバンドサウンドに、華やかでパワフルなコーラスワーク。男女ツインボーカルの太陽のような明るさと、まさにメロディックパンク然としたサウンドで鳴らされる1曲で、そのタイトル通り、スタートラインに立つワクワク感が伝わってくる。

何かに踏み出すのには怖いこともあるだろう。時に心も折れてしまうもの。でもそんな時、この楽曲を聴けば≪過去は要らない 前向きであれ≫と、再スタートの気持ちで頑張ろうという勇気をあたえてくれる。とにかく「がむしゃらにやってみよう」と、きっと奮い立つはずだ。




・WEEKEND MEETING「グッモーニントゥナイ」MV 




2020年8月29日にMV公開されたばかりの楽曲「グッモーニントゥナイ」。 

エネルギッシュなバンドサウンドは勿論鳴り響いているが、この楽曲にはどこか軽快な爽やかさがある。そんな軽やかで心地よいサウンドに漂うのはハッピーオーラ。笑顔いっぱいに演奏するMVからもそのハッピーなムードは伝わってきて、自然とこちらもハッピーな気持ちになってくるだろう。

閉塞感漂う昨今。明日を楽しみにすることが少なくなってきたという人も多いのではないだろうか。この楽曲に漂うハッピーオーラは、そんな忘れかけていた“明日に対してドキドキワクワクする気持ち”を思い出させてくれる。



2020年3月からは「はじめてのWEEKEND MEETING」と題したデジタルEPで、サブスクリプションも解禁。「STARTLINE」「メリア」など5曲を聴くことが可能だ。まずはその5曲から入ってみるというのも良いだろう。 

そうして是非、まっすぐで温かくて、力強くてハッピーなWEEKEND MEETINGというバンドの音楽で、暗い気持ちを吹き飛ばしていってもらいたい。




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