2013年に結成されたボーカルデュオ、フウセンカヅラ。
北海道函館市出身の「リョウ」と、東京都荒川区出身の「ヒロシ」という2名からなるユニットだ。
ふくよかで温かみのある中低音が印象的なリョウと、どことなくロックな雰囲気のある歌唱を披露するヒロシ。特徴の違う二つの男性ボーカルが、それぞれ絡み合うように馴染んでいき、艶のあるハーモニーを聴かせるのが特徴的な二人組。
2017年夏、T-RECKLESS creative forest所属アーティストオーディション男性アーティスト部門にて、総勢50組の応募の中から優勝。同事務所の所属に至った。優勝し、所属に決まった理由は「バカだから」だったというのが、この二人の人となりを表しているといえるだろう。
「個人でやってきた時にはできなかったこともどんどん出来るようになっていき、事務所に所属してからの2年はあっという間だった」という彼ら。その活動の充実度に比例するように、注目度も年々増している。その証拠に、2020年1月からは、小芝風花・岡田結実・井本彩花といった次代を担う人気女優が出演しているテレビ朝日系テレビ番組「オスカル!はなきんリサーチ」のエンディングテーマに楽曲が採用された。
そんな勢いにのる彼らが、サブスクで5曲の楽曲を初解禁。いまだコロナウイルスの影響で、ライブを出来ない状態が続いているが「ライブが出来ないのであればサブスクを聴いてもらって元気になってもらえたら」という理由で解禁を決めた。普通の音源ではなく、バラード5曲を集めた、ほぼ一発録りのピアノ弾き語り音源ということもあって、ライブに近い感覚を味わうことが出来るだろう。しばらくバラードを封印していたという彼らがバラード曲を解禁したのは、「家の中で落ち着いて聞いてほしい」という思いがあったから。
そんなサブスク解禁も含めて、注目しておきたい二人組だ。
・フウセンカヅラ – 変わらないモノ
2014年10月4日にリリースされた1stマキシシングル「イロトリドリノセカイ」に収録されている一曲。
優しく温かく、そして切ないピアノの音色と、それを強調するようなバンドサウンドに支えられて、リョウの歌声はより温かく感じられる。ヒロシの歌声はそんな温かい歌声に、センチメンタル感をプラスするようなハーモニーを響かせる。
歌われているのは「自分の気持ちを伝えることが出来ないまま終わってしまった恋に対する、女性目線の切ない想い」だ。ともすれば切なさが強くなりすぎてしまいそうなテーマだが、二人のハーモニーやメロディーによって、切なさはあるのに気持ちよく聴けるナンバーに仕上がっているのが印象的だ。
「今年はバズりたい」「全国区になりたい」という思いがある彼ら。
期待の情報を逃さないよう、Twitterなどでしっかりと追いかけておくのがおすすめだ。
【HP】
http://t-reckless.com/fusenkazra/
【リョウTwitter】
https://twitter.com/fuusenkazra_ryo
【ヒロシTwitter】
https://twitter.com/hiro_fuusen