シアトリカルかつダークな世界観を構築し、独自の音楽世界を見せるソロアーティスト、yucat。
音楽デュオRYTHEMのボーカル・ギターとして活躍した加藤有加利のソロプロジェクト名義であるyucatは、
J-POP的なアプローチを軸にしていたRYTHEM時代とは打って変わって、ストーリー性豊かな表現スタイルと
どこかゴシックなテイストの楽曲の数々でオリジナリティを発揮してきた。
自身のアーティストとしての活動以外にも、声優や女性タレントへの楽曲提供、
ミュージカルでの女優デビューなど多方面で活躍し、最近では川崎フロンターレの公式Vtuber、
カワサキまることしても活動している。
さらに、2021年5月からはRYTHEMとしても再始動したという彼女。
メンバーお互いのソロ活動によるスキルアップを経て、
新たなRYTHEMを見てもらえることに喜びを感じているそうだ。
アーティストとして常に進化を続けるyucatは、今後の邦楽シーンでますます目が離せない存在と言える。
・yucat 2021.3.7 PARALLEL ONLINE トラベル LIVE -不可能ヲ可能ニ伝説-@カノー伝説 ダイジェスト映像
2021年3月7日、南伊豆のカノー伝説という石切り場で開催された無観客生配信ワンマンライブ。
そのダイジェスト映像では、荘厳な空間の中でくり広げられるパフォーマンス、
幻想的なストーリーとの一体感を臨場感をもって味わうことができる。
自身のライブでは「みんなと一緒に旅をする」というのをテーマにしているというyucat。
コロナ禍の中で今までのようなライブが難しいからこそ、
この配信ライブを実現させてオンラインならではの表現を成し遂げたそうだ。
・Fairy Story (10th Anniversary ver.) Lyric Movie / yucat
ソロ活動を始めるよりも前、今から10年ほど前に制作したという楽曲「Fairy Story」。
この曲があったからこそ、yucatとしてソロで活動することを決めたという重要なナンバーだ。
過去にもアルバムに収録し、今もライブで必ず披露する必須の一曲だという。
「今の気持ちのフェアリーストーリーとして表現」したというこの10th Anniversary ver.では、
アーティストとしてさらに表現を研ぎ澄ませた今の彼女だからこそ見せられるものがある。
yucatの進化にも注目しながら聴いてほしい。
・音戯ノ国 LIVE ver. / yucat
こちらはアルバム「PARALLEL WORLDⅤ〜Steam Japan〜」に収録されている楽曲「音戯ノ国」。
ハードロックやミクスチャーロック的な色が強く、先に紹介した楽曲やライブ映像と比べても、
よりアグレッシブな彼女のパフォーマンスを観ることができる。
和のテイストも取り入れた、挑戦的な楽曲としてリスナーからの人気も高いという。
工場夜景が見える船の上からの配信ライブだそうで、2015年には有観客で同じスタイルのライブを開催し、
自身の伝説のイベントとなっているそうだ。
さらに、2022年7月17日には10周年記念ワンマンライブをミューザ川崎のホールで開催することが
決定しているという。アーティストとしての大きな挑戦となる舞台に、今から注目だ。
今後もさらに活躍の場を広げていくであろうyucatから、ますます目が離せない。
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