静岡県出身の新世代ハイブリッドシンガーソングライター、遠藤周平。
ENSHUという名義で作詞作曲家としての活動を経て、
2019年頃から本格的にシンガーソングライターとしての活動をスタート。やる音楽のジャンルにこだわりたくないという思いを持ち、ロックにファンク、レゲエやバラード、歌謡曲など様々な音楽を吸収し再構築。そして唯一無二の形で表現する。
大きな特徴はとにかくキャッチーなメロディーとセンシティブなリリックにある。特にメロディーセンスは抜群で、一聴して耳に残る、惹きつけられる音運びのメロディーラインを量産している。また、真っ直ぐで感情的な歌声も一つの魅力だ。
「曲を聞いてもらって、いろんな感じ方をしてもらいたい。生活の彩りにしてほしい」という思いがあり、現在の発信の中心はSNSなどオンライン。Twitterのフォロワー数も1万人を超え、Instagramも5000人弱(2020年9月現在)と、だんだんとその音が届く範囲も広がってきている。
この2020年9月には3rd EP「あの日のムービーメイト」をリリース。ますます勢いとその注目度を高めているシンガーソングライターだ。
・遠藤周平-ENSHU-「Shalala...」
2019年にリリースした1st EP「さよならHUMANOID CITY」に収録されている1曲。
この楽曲は、一言でいえば遠藤周平というシンガーソングライターの魅力がぎゅっと詰まった楽曲だといえるだろう。まずメロディーラインには例によって圧倒的なキャッチーさがある。特にBメロの跳ね感のあるメロディーからのセンチメンタルなラインへの運び、そして爆発力満載のサビという流れは秀逸で、ぐっと耳を奪われるだろう。
リアルな表現で切なさの香る歌詞と、それを歌う感情あらわな歌声も魅力的。キャッチーなメロディーラインとそんな切なさの対比も面白い1曲だ。
・遠藤周平-ENSHU-「ゲリラファミリー」
先の「Shalala...」はポップな要素の強かった楽曲。対してこちらの楽曲「ゲリラファミリー」は、重たい歪みを響かせるロックサウンドに彩られた1曲。歌っている歌詞にも≪この星の現状はヤバ暗い≫≪スカした烏合の衆には元々感激止まらねぇ≫と、ロックなワードが並ぶ。そんなサウンドや言葉選びから、改めて彼のジャンルレスな一面を感じることができるだろう。
全楽曲の作詞作曲、編曲、演奏などを一人で手掛ける遠藤周平。この楽曲ではギターのスキルやその他の楽器のスキルが高いことも分かる。ソングライティングのセンスだけではなく、そうした楽器のセンスもまた彼の魅力の一つだ。
・遠藤周平-ENSHU-「メアリーは晴れ模様」
2020年9月にリリースされた3rd EP「あの日のムービーメイト」に収録されている楽曲「メアリーは晴れ模様」。
優しく穏やかなメロディーラインとサウンドを響かせる、沁みる1曲だ。≪あなただけが僕の頬に触れる 雲一つない笑顔さ≫≪あなただけが 月の光誘う スヤスヤとした寝顔さ≫と大切な誰かに向けて大きな愛を歌う。そんな愛に溢れたムードに合わせたように、歌声もどこか愛に満ちたムードで、それがまたこの楽曲の魅力を増幅させているといえる。
すっと入ってくるようなその切ない高音は、まっすぐ飛んでくる歌声とはまた違った彼の歌声の魅力を堪能できるだろう。
・遠藤周平-ENSHU-「Seaside Wolf」
サウンドにHIPHOPやR&Bの香りがする1曲「Seaside Wolf」。こちらも同じく、9月にリリースの3rd EP「あの日のムービーメイト」に収録されている。
Aメロはややラップ調の雰囲気で、クールな歌唱を響かせる。しかしBメロからは次第にキャッチーなメロディーラインが発揮されていき、サビで一気にメロディーが強調されていく。そんなメロディーの変化によって、1曲の中で様々な音楽のムードが味わえる。
またこの楽曲では、まっすぐで力強い感情的な歌唱や、すっと入ってくる綺麗な高音も魅力的だが、Aメロのような色気のあるささやくような歌唱も魅力的だということが分かる。まだまだ引き出しがあることを感じさせてくれる1曲だ。
これから「たくさんの人に知ってもらいたい。そしていずれ大きな会場で歌えるようになりたい」と話す彼。
そのキャッチーなメロディーラインは、多くの人の心を掴みうるものであることは間違いない。これから実際にどんどん大きな存在になる可能性も十分だ。今のうちに追いかけておいて、損することはないだろう。
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【3rd EP「あの日のムービーメイト」】