ボカロP、Noz.。
2017年10月、ニコニコ動画に楽曲『ココロ・ハードモード』を初投稿。2018年9月からはYouTubeでも楽曲の投稿を始める。2020年3月に投稿した楽曲『知らぬがイム』はYouTubeにて再生回数7万回弱、ニコニコ動画にて6万5千回(2020年10月時点)と、両動画投稿サイトにおいて注目を浴びた。
サウンド面での特徴は、様々な音楽の要素が感じられるミクスチャー感にある。幅広い音楽を吸収し、一度解体。そしてそれを独自の考えに基づき再構築したといった趣で、他の誰にも鳴らすことが出来ない独自の音楽を奏でる。そんなオリジナリティに引き付けられるファンがどんどん増加中の、注目のボカロPだ。
・Noz. - 『知らぬがイム』(Shiranuga Hotoke) / Kagamine Rin & Len
「これまでの楽曲の中で1番再生数が増え、この楽曲をきっかけに知ってもらった人が多い」という楽曲『知らぬがイム』。
この楽曲の大きな特徴は「今までにないサウンド、伝え方をするなど、新しさを意識して作っています。これまで使ったことのない楽器も使ったりしているので、聞いてみてほしいです」と話す新感覚のサウンドにある。たとえばポップなHIPHOPのトラックにも聞こえ、実際にメロディーもどこかラップ的。でもロックやフュージョンのような雰囲気でもあるし、もちろんポップでもある。そんな新感覚のサウンドはまさに新時代のミクスチャーサウンド。その新感覚に溺れたい1曲だ。
・Noz. - 『星命学』(planetology) / Kagamine Rin
「ボカロっぽさを出さないために、J-POP感を出した楽曲に仕上がっている」と話す1曲。確かにその言葉通り、この楽曲にはJ-POP的なサウンドの緩急やストリングス、コーラスの使い方が見て取れ、メロディーラインにも老若男女全世代にヒットするような雰囲気がある。これを狙ってできるというところにセンスの良さが現れているといえるだろう。
≪結んで開いて創り上げたのは 地球の息の根止める兵器たち≫といった独特の表現・世界観の歌詞の着想になっているのは『ファイナルファンタジー』。そんな拘りの詰まった歌詞にも注目して聴いていただきたい。
・てとら×Noz. MV 『ARADANOMI feat.flower』
同じくボカロPとして活動する『てとら』と「最初から最後まで共同で作った楽曲であり、自身としても新しい一面を出せた1曲」。
オルタナティブなバンドサウンドにどこかラップ的なメロディー。キャッチーなサビ。さらにジャズ的フレーズも見られるなど、やはり様々な音楽の要素が散りばめられている雰囲気。そのサウンドにはそれぞれの特徴が両方ともしっかりと前に出てきており、かつしっかりと良さを引き立てあっている。どちらのファンにとってもうれしいサウンドに仕上がっているといえるだろう。
こうしたコラボには「これからも機会があれば挑戦したい」と話しており、今後の展開にも期待が高まる。
「ボカロ以外にもボーカリストを入れた楽曲も作っていきたい。そしてこれからも人の心に届く曲を作っていきたいです」と話す彼。
独自のサウンドを鳴らすことが出来る才能豊かなコンポーザーであることは間違いなく、今後カルチャーを超えて扉が大きく開かれれば、ボカロファン以外にも広くその名が知れ渡る可能性は極めて高い。そうなる前に、今のうちから追いかけておいた方が良いだろう。
【YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UC2rzN5SfYu9a_V6uEgL7mlQ/featured
【Twitter】
https://twitter.com/Noz_nico?s=20