N.Y.を拠点に活動中のジャズ作曲家・編曲家、挾間美帆。
日本を代表するジャズ作曲家・編曲家といっても全く過言ではない存在の一人だ。
ステレオタイプなジャズのイメージを超えていく雰囲気の「Today, Not Today」、心地よい疾走感のある「The Cyclic Number」、都会的な印象を受ける「RUN」、NY育ちのインド系女性シンガー、カヴィータ・シャーの歌声が空間を支配する「Somnambulant」、ラテン的なノリの良さを放つ「Il Paradiso del Blues」、オリエンタルな美しさが感じられる「Magyar Dance」、J. Williamsによる「ロサンゼルス・オリンピック・ファンファーレ&テーマ」のカバー、じわじわと湧き上がる「Dancer in Nowhere」と様々な雰囲気の全8曲を収録。ラージ・アンサンブル・ジャズの現在が詰まった1作だといえるだろう。
・Miho Hazama and m_unit: Maiden Voyage Medley
このメドレーで披露しているのは『Maiden Voyage』、『The Eye Of The Hurricane』、『Dolphin Dance』の3曲で、染み入るような心地よさ、高い熱量、抜群のアンサンブルといったジャズを聴くうえで多くの人が求めるであろう点をしっかりと押さえた、素晴らしい演奏を届けている。特にアンサンブルはリモート・セッションとは思えないクオリティで、圧倒的。何度も聴きたくなるような演奏となっている。
是非そこで、直接本物のジャズミュージックを体感していただきたい。特に今まで生のジャズを聴いたことがないという人は、きっとそれが入り口になるだろう。
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