N.Y.を拠点に活動中のジャズ作曲家・編曲家、挾間美帆。

国立音楽大学およびマンハッタン音楽院大学院卒業。これまでに『山下洋輔』、『東京フィルハーモニー交響楽団』、『ヤマハ吹奏楽団』、『NHKドラマ「ランチのアッコちゃん」』などに作曲作品を提供。編曲作品も『坂本龍一』、『鷺巣詩郎』、『NHK交響楽団』、『テレビ朝日「題名のない音楽会」』など多数提供している。
また、オランダやデンマークで指揮者としても活動するなど、ワールドワイドかつ幅広い活動も特徴的。
2012年には、マンハッタン音楽院大学院ジャズ作曲科の卒業を記念してアルバム『ジャーニー・トゥ・ジャーニー』をリリース。ジャズ作曲家として世界デビューを果たした。
2016年には米ダウンビート誌の「ジャズの未来を担う25人」に選出されるなど、世界的にもその評価は高く、2019年にはアルバム『ダンサー・イン・ノーホエア』が米グラミー賞最優秀ラージ・ジャズ・アンサンンブル部門ノミネート。

日本を代表するジャズ作曲家・編曲家といっても全く過言ではない存在の一人だ。




・Miho Hazama and m_unit "Dancer in Nowhere" Preview 




2018年11月にリリースされた、グラミー賞ノミネート作品『ダンサー・イン・ノーホエア』のトレーラー映像。

ステレオタイプなジャズのイメージを超えていく雰囲気の「Today, Not Today」、心地よい疾走感のある「The Cyclic Number」、都会的な印象を受ける「RUN」、NY育ちのインド系女性シンガー、カヴィータ・シャーの歌声が空間を支配する「Somnambulant」、ラテン的なノリの良さを放つ「Il Paradiso del Blues」、オリエンタルな美しさが感じられる「Magyar Dance」、J. Williamsによる「ロサンゼルス・オリンピック・ファンファーレ&テーマ」のカバー、じわじわと湧き上がる「Dancer in Nowhere」と様々な雰囲気の全8曲を収録。ラージ・アンサンブル・ジャズの現在が詰まった1作だといえるだろう。



・Miho Hazama and m_unit: Maiden Voyage Medley 




2020年の『東京ジャズ』のオンライン・フェスで公開された、挾間美帆m_unitによる『Herbie Hancock: Maiden Voyage Medley』リモート・セッションの映像。ハービーハンコックの代表作であり、歴史的名作といえるアルバム『MAIDEN VOYAGE』のメドレーを、リモートでセッションする。

このメドレーで披露しているのは『Maiden Voyage』、『The Eye Of The Hurricane』、『Dolphin Dance』の3曲で、染み入るような心地よさ、高い熱量、抜群のアンサンブルといったジャズを聴くうえで多くの人が求めるであろう点をしっかりと押さえた、素晴らしい演奏を届けている。特にアンサンブルはリモート・セッションとは思えないクオリティで、圧倒的。何度も聴きたくなるような演奏となっている。




この2020年は、コロナ禍において国内のイベントはキャンセルになってしまったと話す彼女。しかし、この12月には金沢、そしてブルーノート東京においてもライブの予定がある。

是非そこで、直接本物のジャズミュージックを体感していただきたい。特に今まで生のジャズを聴いたことがないという人は、きっとそれが入り口になるだろう。



【HP】

http://www.jamrice.co.jp/miho/


【YouTube】

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【ライブ情報】


オーケストラ・アンサンブル金沢
『OEKシンフォニック・ジャズ・ホリディ!』
2020年12月11日(金)
@石川県立音楽堂コンサートホール

https://www.oek.jp/event/3104


挾間美帆m_unit LIVE
2020年12月20日(日)

@ブルーノート東京

http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/miho-hazama/