美麗なメロディと疾走感のあるサウンド、ストレートな詞世界で魅せるボカロP、志田雛希(しだ ひなき)。

2019年10月に楽曲「ロストオリジナリティ」を公開してボカロPとしての活動をスタートさせた志田雛希は、2020年10月現在までに9曲のオリジナル曲を投稿。活動開始から1年で、着実に自身の個性を確立しながら存在感を強めてきた。
以前はバンド活動をしており、ボカロPとしての活動1年目は多彩なスタイルの楽曲でソングライターとしての振り幅の広さを見せてきたという。特にメロディへのこだわりが強いそうで、それぞれの楽曲が強烈に耳に残るキーフレーズを持っている。

自身の楽曲投稿以外にも、ボカロP・ぐちりの2ndフルアルバム「夢幻泡影」に収録曲のアレンジで参加したり、次回の「THE VOC@LOiD M@STER(ボーマス)」でボカロP・nortlemとのコンピレーションアルバムのリリースを予定したりと、活動の幅を広げ続けている志田雛希。活動2年目を控え、ますます注目を集める存在だ。




・ロストオリジナリティ/志田雛希 feat.初音ミク




志田雛希のボカロPとしてのデビュー作であり、代表曲のひとつにもなっている楽曲「ロストオリジナリティ」。ビート感の強いデジロックサウンドの中心で初音ミクのストレートなボーカルが響くこの曲は、「作り手の苦悩」を描いたナンバーだという。
「音楽を作る」という行為の中で沸き起こる葛藤や自己嫌悪。それは「誰かの模倣になってしまう」「伝えたいことが伝わらない」「承認欲求に苦しめられる」という、表現活動に携わる人間なら誰もが感じたことのあるもの。それらの感情をストレートな言葉で歌い上げ、「ロストオリジナリティ」というタイトルでまとめ上げることで強烈に突き刺さるキラーチューンに仕上げている。

一作目から強いインパクトを持った名曲として聴いてみてほしい。



・イーリス/志田雛希 feat.初音ミク

  



「マジカルミライ2020」楽曲コンテストへの応募曲となった「イーリス」は、飾らない言葉が淡い情景を描き、その中で前を向いて進むストーリーが光るポップロックソング。軽快なサウンドには清涼感のある風が吹いていて、未来への希望を感じさせてくれる。

また、初音ミクの魅力をストレートに引き出す調声も魅力のポイント。コメント欄などのリスナーの評価を見ても「初音ミクらしさ」に定評のある志田雛希だが、きらびやかなサウンドのこの曲では、その持ち味が特に強く感じられるのが印象的だ。



・夏花/志田雛希 feat.初音ミク




2020年8月に投稿された「夏花」は、そのタイトル通り、夏の情景を歌い上げた一曲。
夏祭りの夜、「あなた」と花火を眺めながら夏の終わりを感じる。そんなストーリーが鮮やかに描かれていて、焼ける空気の匂いまで伝わってくるような、臨場感のあるノスタルジーが生まれている。

過ぎ去ってしまえばあっという間に感じてしまう夏のように、2分36秒を一気に走り抜ける切ないサマーソングとして聴いてほしい。




これまで1曲1曲個性の違う楽曲を公開し、その表現力の幅広さを見せてきた志田雛希。活動2年目は「志田雛希といえばコレ!と言われる象徴的な曲を作っていきたい」と考えているそうで、その音楽世界がどのように研ぎ澄まされていくのか今から期待が高まる。

また、楽曲提供など、活動の幅をさらに広げていきたいとも考えているという。今後のボカロシーンで間違いなく存在感を増していく志田雛希にこれから要注目だ。



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