20世紀半ばのアメリカで活躍した女性コーラスグループ「The Andrews Sisters」のカバーを中心に、エンターテインメント性豊かなパフォーマンスを見せるスウィング・ブギウギコーラスグループ、The Cotton Sisters。
メンバーはチバマサミ、Chie、ミドリの3人。2013年に福岡市中洲のジャズスポットで出会ったことをきっかけに結成されたThe Cotton Sistersは、ポップで親しみやすいスウィングジャズのテイストを軸に、エンターテインメントとしてのジャズを体現してきた。
当時のポップミュージックシーンの空気感まで再現するような歌とパフォーマンスは、年配の世代から若い世代まで幅広い支持を獲得。2018年の浅草ジャズコンテストではボーカル部門でグランプリを受賞し、以降も「UENO JAZZ INN’19」「中州ジャズ2019」などの大型ジャズイベントに出演するなど、国内ジャズシーンで大きな話題を呼んでいる。
2019年にはクラウドファンディングを成功させてアルバム「The Cotton Sisters」を全国リリースし、CD発売記念イベントではおよそ100名を動員。実力派ジャズコーラスグループとして、着実に知名度を高めてきた。
・Rhumboogie - The Cotton Sisters
The Andrews Sistersの代表曲として知られ、The Cotton Sistersにとっても活動初期からの定番ナンバーになっているという「Rhumboogie(ランブギー)」。
リズミカルかつシンプルなサウンドと朗らかなハーモニーの融合が心地よく響くこの曲は、ブギウギスタイルのアンサンブルが20世紀前半のジャズシーンの魅力を直球で表現している。
もちろん最大の注目ポイントは、The Cotton Sistersの3人のボーカルワーク。まるで1940年代からタイムスリップしてきたかのような表現力で聴かせてくれる。スウィングコーラスグループとしての彼女たちの実力をダイレクトに感じられるナンバーとして必聴だ。
・Brazil - The Cotton Sisters
こちらはDinning Sistersの名曲「Brazil」のカバー。ビッグバンドアレンジをスモールコンボアレンジに書き直したこの楽曲は、サウンドが再現されつつもキャッチーな聴き味に仕上がっている。
ゆったりとしたミディアムサウンドから華やかに駆け巡る疾走感のあるパートまで、緩急の着いた楽曲展開が魅力のポイント。それらを鮮やかに歌い上げる3人の表現力に注目してほしい。
・1st Album [The Cotton Sisters] Trailer ファーストアルバムPV
クラウドファンディングを経てリリースされたアルバム「The Cotton Sisters」。トラック数を少なくしあえて昔ながらのサウンドに仕上げるなど、当時のスウィングジャズへのリスペクトと愛が溢れた作品に仕上がっているという。
トレーラーPVの演出もレトロな雰囲気が漂っていて、映像面の表現まで合わせてエンターテインメントを作り上げる、というThe Cotton Sistersのこだわりが伝わってくる。
音源は彼女たちの活動拠点である福岡市のキャットフィッシュレコードで販売されているほか、タワーレコードでも取り扱われているのでチェックしてみてほしい。
福岡から全国のジャズシーンへ、確かな実力・表現力で支持を広げてきたThe Cotton Sisters。現在もコンスタントにライブ活動を行い、福岡を中心にいくつもライブ予定を控えているので、ぜひ足を運んでそのパフォーマンスを目撃してほしい。
The Cotton Sistersの活動情報は、公式HPなどから要チェックだ。
【公式HP】
https://the-cotton-sisters.jimdosite.com/
【アルバム情報】
キャットフィッシュレコード
(福岡県福岡市中央区大名1-10-33 2階 /092-781-4373)
https://www.catfish-records.jp/product/25989
Tower Record 新宿店
ネット販売 https://tower.jp/item/4948087/The-Cotton-Sisters
【イベント情報】
●2020年12月26日(土)@福岡市 JAZZ INN NewComobo
昼の部 Open13:00 Start 14:00 残席わずかです!
夜の部 Open 19:00 Start 20:00 残り1席!
各回限定25名様
チャージ3000円
※要2オーダー(お食事メニューあります)
※ご予約はThe Cotton Sisters HPのお問合せからお願いします。
●2021年2月28日(日)@福岡市 Gates' 7
『博多ブルースフェスティバル』